心にも質量ってあるんだと思う。
連休明けの朝の電車は、乗せてる人たちの心が、いつもよりどんより重くなっているせいか、遅延が発生しがち。
本日お仕事だった方、ちゃんと間に合いました?
しょうがないけど
連休最終日は、近所のスポーツイベントに子どもたちと参加してまいりました。
広いグラウンドで、身体を動かして踊ったり、走ったり。
最初は、
「行きたくない」
「めんどくさい」
「お母さんだけ行けばいいじゃん」
と、かわいげのない文句を並べていた子どもたちも、結局は、けっこう楽しめていたようです。
しかし、連休最終日はやっぱり、家でまったりと、ゴロゴロ映画でも見て体を休めるべきだったなー、と翌朝起きて後悔。
筋肉痛が…。
せっかく史上最長の10連休をいただいて、心身ともにリフレッシュすることができたのに。
宿屋に泊って全回復した後に、無駄に武器を振り回してHP消耗して回復しないまま、フィールド上で夜が明けて、またダンジョンに向けて出発する朝が来てしまいました。
ああ、仕事行きたくない。
体が重い。
満員電車とか考えるだけで憂鬱…。
もくもくもくと湧いてくる、黒い感情。
立ち止まりたくなる時の対処法
朝起きて、子どもたちにご飯を食べさせ、自分の支度も高速マッハで行い、家を飛び出て、電車に乗って、肘鉄やタックルを受けながら揺られて、ヘロヘロになりながら会社に着いて…。
こういう生活を続けていると、「考える」ということがあまり役に立たないなって思うことがあるんです。
湧いてくる黒い感情に一度捕らわれると、足が止まっちゃうんですよね。
そうすると、再び歩き出すのにはエネルギーが要る。
だから歩き続けてる方が楽。
立ち止まったら、あとがめんどくさい。
「この仕事、私がやる必要ある?」とか。
「小さな子ども預けてまで本当に働きたいの、私?」とか。
「なんでこんな大変な思いまでして、私は働いているの?」とか。
これまで何度もこの感情に捕まって消耗してきました。
10年もワーママとしてこの黒い感情と闘い続けて、時には勝ったり、時には負けたり、時には逃げ出したり。
だから、この感情が忍び寄ってくる気配もわかってきました。
あー、きたきたきたきた…と。
そして黒い感情に支配されそうなときの、うまいかわし方を身につけつつあるような気がするんです。
そのかわし方とは。
「ただ、やるだけ」。
NIKEです。
Just do it.です。
無、になる
今朝の満員電車の中では、ひたすら目を閉じてました。
余計なことを何も考えないようにして。
後ろで女子高生がおしゃべりしていても、車掌のアナウンスがしつこいほど遅延をお詫びしても、できるだけ、何も考えないようにする。
ただ当たり前のこととして、揺られても押されても受け流す。
黒い感情があること自体は否定しないんです。
そりゃ、つらいわな。
当然だわな。
と受け入れたうえで、でもそれを押し込めたり、打ち消そうとしたり、退治してやろうとは無理に思わない。
電車を降りたらただひたすら歩く。
そうこうしていると、気づいたらもう会社に着いています。
で、席に着いたら、ただ、何も考えず、仕事をするだけです。
もろもろ、仕事の締め切りが迫っているものもあるので、その追い込みも頑張って。
連休を挟んで滞っていたものを処理したり。
仕事が終わって帰宅しても家のこと、子どものことがありますから、ぶっちゃけ、そこまで疲れは回復しません。
ずっと「ホイミ」とか「やくそう」しか使えない状態で、ギリギリ頑張ってる感じ。
でもそれでいいの。
平日の作戦コマンドは「いのちだいじに」に設定して、自分と家族が死なないようにだけ、気を付ける。
あとは再び宿屋に戻って全回復できる週末がやってくるまで、できるだけ何も考えない。
これができているうちは、まだ大丈夫。
このサイクルが回せている間は、大丈夫なんです。
今週も自分に言い聞かせています。
「できる。大丈夫。」
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