こないだ行ってきた出張中に聞いた話。
ドイツではリモートワークする人が最近すごく増えているんだそうです。
ドイツのリモートワーク事情
日本でも徐々に取り入れられつつあると思うんですけれども。
私のところの職場も含めて、まだまだ「週5日、決まった時間に会社に来い。例外は認めん」という働かせ方の方が優勢です(個人的な感想として、ね)。
その違いって何だろうね、ということをドイツ人の女性と話していたときのこと。
ドイツでは労働者の側から、「週に〇日は家で働きたい」ということをフツーに交渉するんだそうです。
で、会社の方も、その人が家でもちゃんと仕事をして、出社しているときと変わらずに成果を出すってことがわかっているから、認めるんだと。
日本で導入が進まないのは
日本ではどうかと考えたときに、個人的な意見ですが、いくつか超えなければならない障壁があるような気がして。
あ、もちろんゴリゴリの日本企業での話だし、業種にもよると思うのですが。
まず労働条件を交渉する文化自体があまりないこと。
いくら建設的な提案だとしても、前例がないと認められにくい風土があること。
日本の仕事のやり方は就職じゃなくて就社であって、利益や成果に関わらず「出社してそこにいる」というのも仕事の一部とされていること。
ジョブディスクリプション(厳密な職務定義)がないから成果が正確に測れてない場合も多いこと。
それに情けない話なんだけど、「労働者は時間を拘束して管理しないと、ちゃんと仕事をしない怠け者たち」と決めつけられているような気がするんだよね、と。
かわいそうと思われた
それを話したら、ドイツ人のその彼女は、とても気の毒そうな表情でこう言いました。
「だって私たちは子どもじゃないのよ。
お給料をもらっていれば、どこで働いていたって、その責任を果たすのが大人でしょう。
日本の会社は働く人たちを大人として見ていないのかしらね」と。
うん。
まじで。
それな。
他にも働き方に関してはいろいろ、合理的なドイツ人の考え方には同意することが多く。
終始、私は「エグザクリー」、「アブソルッリー」、「ディフィニッリー」ばっかり言ってた気がする(全部「ほんとそれな」ってつもりで)。
管理する側、される側という関係ではなく、お互いに働きやすい働き方を、対等に話し合って決める。
ベースにあるのは、相手を成熟した責任ある大人と認めて信頼するということ。
なんていうのか、日本もこういう成熟社会を目指した方が、みんな楽だろうになぁという気がしました。
労働者側と、使用者側、双方が意識を変えていかないといけないんじゃないかと。
私も楽器の練習とかしてないで(↓の記事をご参照ください)、
働き方について職場と話し合っていかなければ、と思います。
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