自分自身やまわりのお母さん方を見ていて、転職をしようか悩んだり、実際に転職活動を始めるワーママが集中している時期があることに気づきました。
あなたもこんなタイミングで将来のキャリアを見直す時期が来るかも知れません。
3歳児クラスにあがるとき
保育園以外の、幼稚園という選択肢も出てくる年齢です。
苦労してやっと入園した保育園から、わざわざ幼稚園へ転園をするのは、小学校のお受験を考えているご家庭に多いようです。
実際、有名な私立の学校に入学させたいと思ったら、平日にやっている幼児教室などに通うケースが多く、フルタイムワーママの場合、働き方を考えないとなかなか難しいのかもしれません。
もちろん、幼稚園に移らずとも、保育園からお受験して合格するお子さんもいますが、入学してからの保護者の役員や行事参加の負担、学校併設・近隣の学童がない、遠方への通学に保護者の付き添いが必要など、なかなか共働きにはハードルが高そうな話を聞きます。
近くに住むおじいちゃん、おばあちゃんなどの応援団がいれば問題ないのですが、多くの場合、お母さんがこれまでよりも少し仕事の負担を減らす方向で、転職を考えだすケースが多い時期です。
小学校に入学したとき
いわゆる小1の壁
認可保育園なら夜8時とか、認証保育所だったら深夜まで預かってくれた保育園時代と違って、小学校・学童クラブはそれほど手厚くサポートを受けられません。
公的な学童保育では、一部委託先によっては延長保育を行ってくれるところもありますが、たいていは6時頃までしか預かってもらえません。
また、申し込み希望者が増えているため、希望している学童に入所できず、少し遠くの児童館などに通うケースや、(低学年ほど優先されるため)小2、小3に上がるにつれて、学童に入れない場合も出てきます。
そして何より悩ましいのがこちら。
夏休み、冬休みなどの長期休み
学校が休みの間、公的な学童保育の開所時間は8時30分からのところが多いようです。
午前8時30分から預けて午後6時まで。
親の通勤時間が片道1時間かかるとして、フルタイムで働いているとお迎えは難しいです(必ずしもお迎えは必要ではありませんが、長男が通っていた学童では、低学年のうちは友だちと歩く道路も危なっかしく、寄り道して遊んで来たりと心配なことが多いので、お迎えが推奨されていました)。
保育園は朝7時とか7時30分から預けることができたのですが、学童クラブは8時30分からしか開所しないとなると、子どもを家に残して、親の方が先に家を出なくてはいけなくなるという、心配な事態が。
鍵はかけた?暖房は消した?と気が気ではありません。
わが家はたまたま下の子がいたおかげで時短勤務することができましたが、そうでないお友だちのお母さんはやはり朝が心配ということで。
お母さんが出勤する時間に合わせて家を出た同級生のお子さんに、時短で朝がゆっくりなわが家に来てもらって、学童が始まるまで預かり、時間になったら一緒に学童に行ってもらう、という「近所の助け合い」で乗り切りました。
遠くの親戚より近くのママ友。
時間の調節が難しく、近所に頼る人もいない場合は、ベビーシッターやファミリーサポートセンターの利用も検討する必要があります。
毎日のお弁当
開所時間の短さに加えて大変なのが、長期休みの間中、子どもに持たせるお弁当。
自分のお弁当なら、ちょっと疲れたら作るのはお休みして、外でランチすれば済む話ですが、子どものお弁当はそうもいきません。
6週間ばかりの夏休みが永遠に感じられるほど、「早く終われー、夏休みー」と思いながら、毎朝キッチンに立つのです。
夏休みも後半になってくるともう弁当のレパートリーがなくなってきてしまうネタ切れ状態。
このころにも、ちらほらと、フルタイムを諦めてパート勤務に切り替えたり、残業の少ない職場に転職するお母さんが増えていきました。
小学4年生にあがるとき
小4の壁
わが家も昨年ぶち当たりました、小4の壁ですね。
一般的に学童に入れるのは小3まで(制度的には小6まで入れるのですが、私の住んでいる地域では、定員オーバーでほぼ不可能です)。
放課後は基本、一人で留守番。
小4にもなると時間割も6時間目までの授業日もあり、親が定時で帰れるようであればそれほど「一人きり」の時間は長くありません。
習い事にも送迎なしで通えるようになります。
小4ともなれば、自分ひとりでできることも増えますが、親のいうことや家庭内のルールに逆らうようにもなってくるので、それはそれで心配です。
気をつけておかないと、テレビやゲームで時間をつぶしているだけ、という過ごし方になりがちです。
宿題なども自分で進められるお子さんならよいのでしょうが、声をかけてくれる学童スタッフの方ももういない・・・。
野放しの長期休み
学童の開所時間は気にしなくてもよくなりますが、昼食はやはり準備しておく必要があります。
何より困るのが、子どもが一人になってしまう時間の圧倒的な長さ。
小4になって最初の平日、仕事を終えて家に帰ってゲーム時間の記録を調べたら、子どもがゲームを1日中、計10時間やっていたのは、ええそうです。わが家の実話です。
おじいちゃん・おばあちゃんの家に預けたり、塾の講習に通わせたり、民間学童やサマーキャンプを利用するなどの工夫が必要になってきます。
成長してきてあまり手がかからなくなってくるので、パートタイム勤務をフルタイム勤務に戻したり、キャリアアップを目指して転職を考えられる一方で、子ども一人で過ごす時間が多く、下手すると「野放し」になってしまいます。
このままではちょっとまずいぞ、という危機感から、働き方を改めて考え直すワーママが出てくる時期です。
中学校に進学したとき
身の回りのお世話や学校の勉強なども、ほとんど手がかからなくなってきて、子どもの成長に感謝する時期。
一方で、友だち関係・異性関係に悩んだり、心のサポートが必要な時期でもあります。
本格的な反抗期を迎え、子どもとのコミュニケーションが取りづらくなることも。
母親の仕事の面では、正社員などで着実にキャリアアップしてきた方だと管理職になったり、責任が大きくなる時期と重なってきます。
パートの方もフルタイムに切り替えたり、できなかった残業もできるようになったりするので、転職するにも選択肢が多少は広がってくるようです。
高校の授業料が無償化されたとはいえ、その先の大学進学も見越して、やはり教育費の負担が気になってきます。
喫緊の課題として、収入アップを目指した転職希望者が多い印象です。
ワーママが転職を意識するとき
子育てをする中での節目、節目で、子どもの状況に照らして、このままの働き方でいいのかなと迷いや不安が生じて、転職を思い立つワーママが多いようです。
働き方も正社員、派遣・契約社員、パートタイム、どれを選ぶか迷ってしまいますね。
勤務先によっては、ある程度の年齢まで時短勤務ができたり、在宅勤務なども活用できる場合もあるかもしれません。
多くのワーキングマザーが悩むこうした時期をどう乗り越えるか、パートナーや両親・義両親とも話し合って、使えるサービス、頼れるママ友などのリソースもフル活用して、今の仕事のまま行くのか、転職して新しい働き方を模索するか、を考えておくのもきっと役に立ちますよ。
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