英語ができると転職でアピールできる?という勘違い

辞書読む少女仕事

転職したい!

キャリアチェンジしたい!

と思ったときに、

「英語が使えればいい感じなんじゃないか?」

というなんとなくのフワっとした理由で勉強している子はいねがー!

 

ただ今、たまたま英語をよく使う仕事をさせていただいていますが、転職は「英語ができる」それだけですんなりいくわけじゃないな、と実感したという話を。

 

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長年、塩漬けした英語

もともと私、学生の時から英語は好きでした。

日本生まれの日本育ちで、英文科出身でもなく、海外留学などの経験もございませんが、それにしてはまぁまぁ使える方だとは思います。

 

中学校の英語の授業では、ALTの米国人の先生にも「You、発音がイイネ」とほめられました。

それはなぜかというと、学校から帰ってきてからずーっと家で洋楽を聞いていたからではないかと。

学生時代の私の部屋は、海外アーティストやバンドのポスターだらけ。

お気に入りのテレビは、MTVというミュージックビデオをただひたすら垂れ流すチャンネル。

愛の力は偉大ですね。

椿鬼奴か私かというぐらい、ずーっと口ずさんでいたら、ある程度英語が聞き取れるようにもなったし、簡単な内容なら難なく話せるようになっていたわけです。

大学卒業を控えた就職活動に向けても一応TOEICを受けて、900点は超えていました。

 

ですが、新卒で就職した会社では、どローカルな業種だったため、まず英語を使う機会がない。

たまーに「英語しかワカリマセン」という方から電話がかかってきたりして、パニクった同僚から受話器を渡されましたが。

それも頻度としてはそうですね、半年に1回あるかないかぐらいでした。

それだけ英語を使わなくて済む環境にいましたので、そうすると英語を学ぼうというモチベーションがわいてこないし、忘れていく一方。

そのころは、ずーっとその会社で働くと思っていたので、特にブラッシュアップしようとかも思いませんでした。

英語を使って仕事がしたい

それが、いろいろあって転職を思い立った時に、自分には何ができるだろう、何をアピールできるだろうということを追い詰められて考える。

で、昔得意だった英語を使って仕事ができないだろうかと苦し紛れに思いつく。

でも英語での業務経験はほぼありません。

履歴書には資格だけでも書けるようにと思って、一応あらためてTOEICを受けたわけです。

昔取った杵柄ですね。

なぜか大学時代よりも15点、点数が高く出ました。

落ち切っていたと思っていた英語力は、ある程度キープされていたようです。

一夜漬けでやってるわけではなく、中学時代から繰り返し繰り返し体にしみこんだ、今でもそらで歌える洋楽の歌の底力です。

さらに、社会的な経験を積んだ分、TOEICに出てくるようなビジネス用語も、学生時代よりよく理解できるようになったということも寄与したかもしれません。

転職活動で肩透かしを食う

このスコアだったら転職でもアピールできるのでは、と淡い期待を抱いて履歴書に書きました。

で、面接に臨んだわけですが、聞かれない

ある程度英語を使用するような会社に面接に行っても、英語のことは聞かれない。

さらっと「これできるよね」っていうスキルの確認ぐらいで、ほとんど誰も触れないんです。

これは、「英語なんて話せて当たり前だろ」という会社を受けに来てしまったからなのか、とも思いました。

 

何社か受けてみて、わかってきました。

転職の場合、面接官の方は興味がないんですよね。

「やってきたこと」にしか。

私が前職で何をやってきたか、そこで何を身に付けたか。

それがここでも活かせるかどうか。

英語を使って仕事をしてこなかった私に対して、面接官がメインで聞くことは英語に関することではないんです。

代わりに聞かれたのは、これまで何をやってきたか、これまでの仕事にどう向き合ってきたか、どう困難を乗り越えてきたか。

そして何よりも、「あなたはここで即戦力になれるのですか、どうなんですか」ということです。

 

「英語話せるんだー、へー、すごいねー、なんとなくデキそうだねー」で採用してもらえたのは、ポテンシャルだけで判断された新卒まで。

若手ではない人の中途採用や転職では、同じロジックではないことを肌で感じました。

 

今の職場では英語も日常的に使いますが、仕事の性質としては前職と近い仕事をしています。

やはり慣れている分、私自身もすんなりなじめましたし、周りからも受け入れてもらいやすかったようです。

まぁ、英語なんてツールに過ぎないですしね。

日本語でやるにしても英語でやるにしても、「仕事の本質的な部分」がわかっていることのアドバンテージのほうが結果、大きかったんだな、と。

キャリアチェンジを考えている方へ

たとえばゼロから新しい資格をとって、「新しい仕事に就けたなら、いかに自分ががんばれるか」を鼻息荒くアピールしたくなると思います。

が、それはぶっちゃけ、面接官の聞きたいことからは少しズレている。

これまでの仕事でやってきた経験を新しい会社で活かして即戦力になれなければ、中途者を採用する意味がないと企業側は考えているからです。

 

転職を考えいて、まったくの新しい業種に飛び込もうとしている人がいたら、熱意に水を差すようで申し訳ないのですが、がんばって取得した資格やこれからの抱負を語るより、これまで積み上げてきたあなたの「経験」という武器の方にぜひもっと目を向けてください。

これまでの仕事と、これからやろうとしている仕事の接点を無理矢理でもいいから探して、なんとかリンクさせて「だから自分にはできます」とアピールしてください。

なんなら、門外漢であることを逆手にとって、「違う視点から、ここに新しい風を吹かせてみせます」ぐらいのことを言ってください。

仕事をしてきた中で培われた実績の方が、実務経験を伴わない資格よりもきっと役に立つはずです。

 

あ、そうそう、言い忘れてた。

ちなみに私、椿鬼奴をテレビで見て、「おばさんが洋楽を熱唱する痛々しさ」に気づいてからは、極力、歌い上げるのは自粛するようにしています。

 

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都内在住のアラフォーのワーママ。
フルタイムのオフィスワーカーです。
夫と男児2人(中学生と小学生)の4人家族です。

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