こないだ、私の兄(子どもたちにとってはおじさん)に子どもたちの面倒を見てもらったんですけどね。
数時間で、それまで一度も触れたことのなかった「ガンダムプラモデル」の虜になってました。
「今度あそぶときはね、おじちゃんが新しいガンプラ買ってくれるって」
おい、兄貴。
うちの子たちにずいぶん甘いじゃないか。
その調子で妹にも何か買ってくれないか。
よい関係
子どもたちが大好きな、おじと、おば。
私と夫のきょうだい達なわけですが、この人たち、いずれも独身で子どもがおりません。
なのでうちの子どもたちには、「いとこ」がいない。
少子高齢社会・日本の縮図のような家系図をしているわが家です。
あるあるかもしれませんが、彼らは甥っ子のことを非常にかわいがってくれています。
結婚して子どもを持つ気はないけれど、小さいものを愛でたい欲求を満たせるからでしょうか。
子どもたちも、彼らと会うと、親には買ってもらえないおもちゃを上手におねだりしています。
で、私たち夫婦も、子どもを預けなくちゃならないときには、たまにその手を借りています。
こういうの、Win-Winの関係と呼んでいいのかしら?
需要と供給がマッチしていて、みんなハッピーなんでいいんですけどね。
ふと、不安になる
昨年のことですが、私の兄が少し入院することになりました。
病院から提出を求められた保証人の届出書類。
私か夫が、サインしてくれないか、と頼まれました。
両親では高齢のためダメなんですって。
それでふと思ったんですよ。
今は彼らも私たち夫婦も働き盛りだからいいのですが、将来的にどうなるんでしょうか。
今から30年後、40年後。
彼らが相変わらず結婚をせずにいたら、独り身の老後が待っています。
そこで今回のような入院だったり、老人ホームに入所することになったりしたとき。
年齢が近いので、私たち夫婦では保証人になれない、と言われたら?
「誰か頼る人は……」
と見渡したとき、
「そうだ、子どものころにかわいがった甥っ子に……」
となりそうな気がする。
いや、だってそれ以外、誰もいないもんね…。
子どもたちを少しでも楽に
子どもたちには、私たち親の面倒はなるべくかけたくないと思っています。
だから老後に困窮しないように、と思って備えてはいるけれど、書類の保証人とか手続き関係では、どうしても頼らざるを得ないかも。
自分たちの親に加えて、おじと、おばと。
将来的には両家の資産を2人で相続できる子どもたちですが、
それと一緒に、重い責任もこの2人の肩にのしかかるのか…。
ちょっと考えただけで、子どもたちが気の毒です。
若い世代に迷惑をかけないよう、きょうだいの老後の世話は、できる限り私たち夫婦も頑張るつもりでいますが。
それにしたって老老介護ですからね…。
おじもおばも、できるだけ自分たちで備えておいてほしい。
たとえばうちの子たちが家裁に任命された後見人になるにしても、きちんと報酬は払ってあげてほしい。
でないと負担ばかりでかわいそうです。
そういうわけで、子どもたちには
「いろいろ買ってくれるからと言って、
今あんまり調子に乗って、おじさん、おばさんにタカらないように。
彼らに散財されると、後々困るのはあなたたちですよ」
と伝えていこうと思います。
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