以前、夫が勉強に燃えていると書きましたが。
モチベーションの維持に苦戦している模様。
くじけんのが早すぎない?
立ち止まったらアウト
勉強している内容に関することで、週末にセミナーを受講してきた夫。
「どうだった?」と聞くと、
「内容はすごく面白かったし、ためになった」
と言うものの、どことなく暗い表情。
「どうしたの?」
どうも、そのセミナーで話されたことを自分なりに噛み砕いて理解した結果、
「今やっている勉強が、果たして本当にやりたいことへの唯一の道なのか」
という点に疑問が湧いたらしい。
夫が勉強しているのは、とある国家資格のためですが、合格までに数年間、トータルで数千時間の勉強が必要といわれているんだとか。
で、それが今働いている会社とか、今得ている報酬の水準と照らし合わせて、
自分がこんなに一生懸命勉強することが、果たして割に合っているのだろうか、と思っちゃったらしい。
そしていざ、机に向かおうとしたとき、手が止まってしまったと。
うん。
うん。
わかる。
言いづらいから黙ってたけど
ある程度社会人経験を積んで、ポジションも給料もステップアップしていく組織にお勤めの場合。
「家に帰って2~3時間を勉強に充てるより、
どうせ家事も子どもの相手もしてくれないのなら、
残業代でも稼いできてくれる方が、よっぽどマシである。」
というのがね、
私もね、
何度もね、
ここまで出かかってたのよ。
でも頑張っているからさ、邪魔しちゃ悪いと思って言えなかったわけ。
言っても聞かない頑固者だって、知ってるからさ。
新たなキャリアを踏み出すのは、勇気のいること。
成功する保証もない。
今の生活を続ける方が、ある程度のことは予測できる分、安心です。
でも、そこであえて未知の世界に飛び込んで、新たなチーズを探すなら。
よほど今いる環境が劣悪でこれ以上耐えられない待ったなしの状況か、
または新たに手に入れようとするものに対して、相当の覚悟と情熱がないと、なかなか難しいものです。
非正規雇用や専業主婦の方など、今現在安定した収入がない方が、一発逆転を狙い、数年間を犠牲にしてひたすら勉強して栄光を勝ち取る、とかならドラマティックだけどさ。
もう今、じゅうぶん安定して稼いでるじゃん。
しかも、毎日が午前様みたいな状態じゃなくて、家族で夕食が取れる時間に帰ってこれてるんだから、相当恵まれていると思った方がいいよ。
もうちょっと頑張ってみるらしい
それでもせっかくここまでやってきたから、もう少し頑張ってみる、と夫。
あのトヨタでさえ、終身雇用は守れないと言い出しているご時世ですから。
勉強して身につけたこと、何かで役に立つかもしれないし。
やれるだけ、やってみたら。
生暖かい目で、見守ることにします。
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