日曜日の穏やかな昼下がりのことでした。
その日は私、いつも通りに、普通にダイニングテーブルに座ってスマホを見てただけなんです。
別にね、男性を誘うような仕草をしていたわけでも、露出が激しい格好をしていたわけでもないんです。
まあ、休日だったし、外は体温以上の暑さでした。
少し、少しね、袖丈が短めなシャツを着ていたのは認めます。
それが、無防備に見えたって言われたら、それはそうかもしれない。
反論はできません。
私に隙がなかったかと言われると、はっきりそう言い切れる自信はありません。
でもだからって。
言っていいことと悪いことがあると思うんです。
思ったことを全部口に出していいわけではないですよね?
そんなことしたら、世の中は大変なことになってしまいます。
この世界が秩序を保っていられるのは、やはり、分別を持った大人が、常識に照らして、言うべきこと、言わざるべきことを区別しているからだと思うんです。
だから本当に、私あんな目に遭うなんて思いもしなかった。
青天の霹靂ですよ。
しかも、この世で一番、私のことを大切にしてくれていると信じていたあの人から、あんな言葉を聞かされるなんて。
悪夢です。
ショックでした。
人間不信になりそうです。
明日から、どんな風に生きて行ったらいいかわからなくなってしまいました。
だって、だって…。
旦那に言われたんですもの。
「中年の色気が出てるね」って。
中年。
中年…。
中年…?
ん、あれごめん、よく聞き取れなかった。
中年って言ったの?
・・・中年って、私のこと?
Q:「中年」は、何歳から何歳までの人を指すことばなのでしょうか。
A: 話す人の年齢・性別によっても異なりますが、だいたい40歳から50代なかばぐらいまでの人のことを指すことが一般的であるようです。
引用元:NHK放送文化研究所
おんどれぇ、こらあぁ!
わしゃまだ、ギリギリ30代じゃあ〜!
(全てラ行は巻き舌で。)
と、ひとしきり抗議したところで、一度空気中に放たれた言葉は撤回されることもなく。
別に見た目にそんなにこだわってはいないし、美容にもほとんどお金をかけていないので、年齢に抗うつもりは毛頭ないのだけれど、それにしてもグサリと刺さりました。
中年という言葉。
若い頃とは違う色気がある、という褒め言葉のつもりで言ったらしいのですが、なかなか殺傷能力の高い言葉を悪気なく使ってしまう、うちの旦那さん。
でもだったらさ、「大人の色気」とかさ、他にも言いようがあるのにさ。
言葉を選ぶってことしないのよね。
いやしかし待てよ。
うちの旦那は私よりちょっとだけ年上だ。
私が中年だとしたなら、すべからく、あなたも中年よね、そうよね?
今後あなたが、ちょっと体が痛いとか、調子が悪いとか言ってたら、私は容赦なく
「まぁ、あなたも中年だから仕方ないんじゃない?」
と薄ら笑いを浮かべてwww一刀両断しても、別に構わないわよね?
そうよね、そういうことよね。
食べ物と「中年」の恨みは恐ろしいんだぞ。
それでも訂正しようとはしない旦那さん。
「だってアラフォーなんだから中年でしょ」って。
よーし、そっちがその気なら、これからもガンガン無駄に振りまいていってやろうじゃないの。
中年の、中年による、中年のための色気をよー。
そんで、モテモテ熟女になってやんよ。
後悔したって知らないぜ?
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