真似できないなぁ、すごいなぁと思う生き方をしている同年代(アラフォー)がいます。
同級生の旅人
一人は高校の同級生。
彼はもともと、どこかクールで、ちょっとミステリアスなところがありました。
周りの男子がくだらないことでゲラゲラ笑っていても、あまり同調せずに、大人びているというか。
「風変わりな人だな」という印象。
そうですね。
例えるなら、ムーミンに出てくるスナフキンみたいな感じ。
自由に旅することをこよなく愛する、スナフキンのキャラクターそのままに、彼は今、世界中を旅する旅人です。
こないだはどこだったかな。
どっか中米あたりの国にいる様子が、Facebookに上がっていました。
リュックサックひとつで、身軽に飛び回っています。
たまにものすごい雪山にいたりして。
もう、ほぼ冒険家?
そんなに簡単に行ける渡航先ではないので、毎回けっこう長期間の海外生活になります。
世界のあちこちを旅してまわる生きざまは、同級生の間でも羨望の的。
日本に帰っている間に同窓会があると、彼の世界各国での冒険譚を聞くのがみんなの楽しみになっています。
幼馴染のお姉ちゃん
もう一人は私が小学生のとき住んでた家の近所のお姉ちゃん。
小さい頃はよく彼女に遊んでもらったな。
穏やかで優しくて。
そうですね。
例えるなら、サザエさんに出てくるウキエさんみたいな感じ。
彼女の場合は、行き先が決まっています。
イギリスのロンドンに。
10年ぐらい前だったでしょうか。
それまでの仕事を辞めて、長年の夢であったイギリス留学をしたそうです。
それ以来、ロンドンがとても気に入り、彼女もホームステイ先の家族にすっかり気に入られ。
数年おきに、数か月単位でそちらでお世話になりながら、海外生活を楽しんでいます。
ロンドン拠点にヨーロッパ各地を周遊したりして満喫していたようです。
二人の共通点
そんなうらやましい生き方をしている2人。
でも、実際、どうしているのでしょう。
その、ほら。
霞食って生きてるわけでもないでしょうから。
そんな自由に生きてて、お金は、生活は、大丈夫なの?と。
そんな二人に共通することが、2つあります。
身軽な独り身
一つは、独身で子どもがいないこと。
まぁ、そうでなければそこまで身軽に生きるのは大変そうです。
実際、海外赴任が決まった家庭持ちの同僚なんか見てるとねぇ。
仕事以上に、英語が通じる大家さんがいる住居の確保とか、家の周辺の治安とか、教育環境の情報収集とか、家族で暮らす状況を整えるのに、とにかく準備や下調べが大変そう。
自由に生きるためには、やはり身軽さというのは大事な要素。
最強の、手に職
もう一つは、お金に関することです。
別に二人とも、大富豪の親がいるとか、莫大な遺産を継いだとかで遊びまわってるわけではありません。
日本にいるときは、彼らも立派な勤労者です。
二人に共通するのは、医療系国家資格を持っているということ。
スナフキンは薬剤師で、ウキエさんは看護師です。
単なる医療系国家資格ではなく、学校に数年間通うなどして取得する難易度やハードルが高く、常に人材不足で、日本全国どこでだって引く手あまたの資格保持者ということ。
つまり、日本にいる間にしっかりと稼いで、ある程度お金が貯まったら仕事は辞めて、海外へ高飛びというのを繰り返してるわけです。
先のことなど気に病むことなくサッと仕事を辞められるのは、また日本に戻ってくれば、いくらでも働く場所があるとわかっているからです。
これは強いですね。
もちろん、徐々に年齢は上がっていきますし、スキルアップなど本人たちの努力もないと再就職が難しくなってくる面はあるでしょうけど。
それでも、条件なんかにこだわり過ぎなければ、「どこも採用してくれるところがないっ!」なんて事態は免れることができるでしょうね。
いやー、うらやましい。
すごいと思うけど自分には無理
ただ、ですよ。
かといって、自分がそういう、自由に働きたい時は働けて、旅に出たい時は旅に出るような、薬剤師や看護師になれたか、と言われればそれは無理です。
だって、高校の化学の授業ワケワカメだったし(molって何なの?いまだに理解できない)。
グロいの苦手で血を見ると倒れそうになるし(自分の採血ですらまともに見れない)。
まぁ、そもそも、温泉と和食をこよなく愛する人間なもんで。
いいです、いいです。
わたしゃ、拳銃一本なくなって国中が大騒ぎするような平和な国が好きなんです。
そういう冒険心あふれる方たちの海外の土産話を聞けるだけで、満足です。
こういうの、なんていうか知ってますか。
すっぱい葡萄っつうんですよ。
すっぱい葡萄
自分のものにしたくてたまらないにもかかわらず、努力しても到底かなわない対象である場合、人はその対象を「価値の無いもの」「自分にふさわしくないもの」と見なそうとし、それをあきらめの理由として納得し、心の平安を得ようとするものである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
耳が痛いぜ、ウィキペディア。
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