車なんて走ればいい、なんなら都内に住んでるわが家にはなくてもいい、そう考えている私(免許なし)ですよ。
それが何の因果か知らないですけど、車にすんごいこだわりと愛情を持ってて、しょっちゅう買い替えたがってる人と結婚しちゃったんだから、世の中うまくいかないもんですね。
旦那の車への愛が止まらない
結婚してから10年ちょっとの間に買い替えを繰りかえして、今の車で4代目。
全部新車でご購入。
私はこの人が最新の車に乗るためだけにお金を稼いできているんではないか。
これがなければいけるんじゃないの、専業主婦。
と思い始めていますよ。
ええ、思っていますとも。
揉めていると思うでしょ。
家庭内で刃傷沙汰になっていると思うでしょ。
いやほんとに、最初はそんな気分で満々だったんですけど。
ある解決策を見つけて、なんとかわが家は凄惨な事件現場にはならずに済んでいます。
書いてるうちに私の感情が激しくアップダウンしてしまったため、文体が乱れていますが、その解決策が見つかりました、現場からお伝えします。
始まりは夫の異変だった
私の旦那さん。
とても優しく、仕事もしっかりしつつ、家事も分担してくれて、子どもの相手もしてくれる、とても素晴らしい旦那さん。
一応、愛情を持ってこれまでも一緒に過ごしてきました。
結婚するまで一人暮らしで、お金があればあるだけすぐ使ってしまい、貯金体質ではなかった旦那さん。
私と結婚後は、DINKSで生活にも若干の余裕が出てきたことをきっかけに、定期的に新車がほしくなる病にかかった旦那さん。
酒もたばこもギャンブルも、(私の知る限り)女遊びもしていない彼の、仕事のモチベーションの源は、「車」。
しかも「ちょっといいやつ」。
「ちょっといい車」に乗れないなら、働く意味などないそうです。
だけど高いじゃないですか、新車は。
でも、どうしても買いたくなっちゃうんですって。
これはもうねー、病気だと思うんです。
手を尽くしてみたけど、夫婦で何度も話し合ったけど、治らないやつです。
一生、再発と寛解を繰り返しながら付き合っていかないといけないタイプのやつです。
まずはこの点を、お含みおきください。
すれ違う夫婦の認識
ひとつ前のワンボックスカーを買った時に、確かに彼は力強く言いました。
この車は子どもたちが大きくなるまで乗る、と。
そして今、なぜかスポーツカータイプの車に乗っています。
あれ?
子育て終わった?
いつの間に?
え、あなたにとってこのマヨネーズを「まねよーず」って言っちゃうかわいい坊やは、もう大きくなった認定なの?
どういう時間軸で生きてるの?
ねぇ、ねぇ、おばかさんなの?
いかれぽんちなの?ねぇ?
乗っていた車に飽きたんだか何だか知りませんけどね、さすがにね、2、3年かそこらでホイホイ新車に乗り換えられてたら、こっちもたまりませんよ。
いい加減にしろと。
そしてそんな金がどこにあるんだと。
新車できれいに乗っているから、下取りがあると。
自分の株で稼いだお金もそこに加えると。
あと200万円足りないから、その分だけ、家計から出してくれと、このすっとこどっこいは言うわけですよ。
あんた、あほですかと。
確かに、ボーナスとか児童手当とか、すぐ使う予定がないお金は堅実に貯めてきた。
貯金の鬼だった結婚前の私をあなたも知っているでしょう。
しかしこの金は!
家計で貯めているこのお金は、親父の道楽のためにあるんじゃない。
ボインはお父ちゃんのためにあるんやないのと一緒やで。
子育て中の家族にとって、“教育資金”と思って貯めている大切なお金だ。
これは“聖域”だ。
あんた子どもの教育と車と、どっちが大事なの。
そしたら何て言ったと思います?
このパッパラパーは。
じゃあ、カーローンで借りるわ。
はあああぁぁぁ?
ローンだぁ?
言うに事欠いて、ローンだあ!?
あんた、住宅ローンだってたっぷり残ってるっつーのに、さらにローンの金額が増えて無駄な利息を払うつもりなわけ?
冷静になって考えてみろ
はい、ここで深呼吸して、ちょっとシミュレーションをしてみましょう。
たとえば、200万円を5年のカーローンで借りる場合と、全額現金で出す場合の利息の違いを考えてみましょう。
金利を2.0%とした場合、全額ローンだと、毎月35,055円の返済で、返済総額は5年間で2,103,301円になります。
利息が10万円以上かかる計算ですね。
全額現金なら、もちろん利息はかかりません。
この利息、無駄じゃない?
誰かにとられるぐらいなら
出せる、出せるよ。
そのぐらいのお金は家計から。
でも、かわいい子どもたちのためのお金なの。
アタシ、このお金をあなたの道楽のために使いたくないの。
で、思いついたウルトラCの解決方法がこちら。
「金貸してやるから利子付けて返せよ。」(どーん)
カーローンでどこかの金融機関にとられてしまうぐらいなら、その利子、家庭に還元せよということです。
教育資金としての貯金を使うのは、まだ上の子も小学生(中学受験の予定なし)なので数年先です。
それまで銀行に預けておくよりもよい金利、そうですねぇー、どれぐらいがいいかなぁー、どっかの困ったちゃんが金融機関から借りようとしていたカーローンの利率プラスαぐらいがいいかなぁー。
それぐらいの利子付けて毎月返してくれるんなら、家計から出してあげてもいいけどぉ?
で、契約成立です。
そういうわけで、旦那さんは毎月、自分のお小遣いから、せっせと利息を上乗せした車の代金を、教育資金用の口座に振り込み(=返済)しています。
こちらとしても貸し倒れするリスクの少ない、優良な融資先で、大変満足できるお取引をさせていただいております。
家庭内ローンのすすめ
自分の趣味に走りすぎて、家族みんなのためのお金に手をつけそうなお父さんがいらっしゃったら、家庭内ローンを組ませてみるのはいかがでしょう。
数年先まで使う予定のないお金だったら、利子のほとんどつかない銀行に預けているよりも、元本の減ってしまうリスクのある投資をするよりも、安定的な運用ができるかもしれません。
そうそう、借主に万が一のことがあったときには、ちゃーんと売り払って穴埋めができるように下取り価格を調べて貸付するのをお忘れなく。
家庭内の貸し借りとはいってもね、後々トラブルになったりすると困りますからね。
ここはちゃーんと、カーローンの借用証書も作っておいた方がいいですね。
返済が滞るようなら、車だけにね、これが目に入らぬカー!つってね。
現場からは以上でーす。
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