バブル景気の記憶が小学生あたりまであったけど、思春期以降の多感な時期に不景気なニュースしか聞かずに育った同世代の皆さーん。
今日も頑張って働いてますかー。
満員電車に揺られていますかー。
ノルマに追われていますかー。
自分がミスったわけでもないことで理不尽に謝らされていますかー。
おーつかれちゃんでーす。
狂乱地価の象徴のような場所
その昔、
といってもいつ取得したのか詳しくは知りませんが、
祖母の所有していた都内の土地がありました。
年に1回、公示価格ってのが発表されるでしょ。
地価が上がったの、下がったの、というニュースが3月ごろに流れるでしょ。
祖母の土地はそれこそ、そんなニュースの指標にされるような、東京のど真ん中でございました。
バブル絶頂に売る
そんな土地をバブル絶頂期、80年代の後半に手放した祖母。
見たこともない大金を手に入れたそうです。
その後、そのお金を使って、都内の別の場所で、また家を建てることになったわけですが。
これもバブル絶頂期だったので、今じゃ考えられないぐらい値段が吊り上がっていたわけ。
だからそのあぶく銭の大半は、新居に使ってなくなってしまいました。
今はもう、土地だけだって、買った時の半分ぐらいの値段しかつかないと思われます。
それでも、ドーナツ化現象著しかった当時、
「そんなとこ人住んでんの?」
と聞かれるような大都会から、閑静な住宅街への移転ですから、
それなりに祖母の手元には、差額のマネーが残ったようで。
その金をどうした
不動産成金の典型ですが、まぁ、行きますよね。
豪華クルーズ船で世界一周。
それから世界各地への旅行三昧。
それまで付き合いのなかったマダムなグループに入って、やれお茶会だ、やれ観劇だと、趣味を楽しむようになりました。
派手に遊んで、順調に財産を食いつぶしていった祖母ですが、どこかの金融機関から紹介されたのか、余っていた土地にアパートを建てて不動産経営を始めるという堅実な選択もしていたので、そこは良しとしよう。
投資に回してくれてたら、子ども、孫の代に残るものもあるからね。
だけどその一方で、「なぜそんなことを?」という買い物までしていました。
どうすんの、これ
関東のとある県の、山の中の、土地。
私も一度だけ見に行ったことがありますけれども、四駆じゃなきゃ登れないような坂道をくねくねと上った先にある、山の中の林。
ライフラインも通ってないし、土地は傾斜しているし。
何があるって、基本、木があるねってだけの、山の一角。
別荘を建てるでもなく、何か事業ができるわけでもない、山の中。
こんな土地の活用法、キノコ狩りぐらいしか思いつかない。
もう祖母は亡くなってしまったので聞くこともできませんが、土地の値段が上がり続けたあの時代、誰かの口車にのって買わされたとしか考えられない。
現在は父が相続していますが、こんな土地、もう今じゃ、売るに売れない。
もとから大金持ちの家に生まれたわけでもない一般の人間が、見たこともないような大金を手にすると、わけのわからないことをしでかす、というよい例です。
バランスが大事
祖母は家賃収入と年金で余裕のある暮らしをしていましたが、人間やはり、何もしないでお金が入って来て、生活のすべてが賄えるのも、善し悪しだなと思いました。
判断力が衰える高齢者を騙そうとする悪い人たちもいるし。
後始末に困るような、わけのわかんない買い物しちゃうし。
マネーリテラシーが追い付かないと、あっという間にお金なんて無くなるし。
同じく都会に住んでいた父の同級生の方も同様に、バブルで高騰した自宅を売り、隠居をした途端に、頭がおかしくなっていったという話も聞きます。
結局は身体を動かしたり、人と接したり、締切に追われたり、ペコペコしたりしながら、
がんばって働いて得る収入と、何にもしないで得る収入の、程よいバランス。
個人的にはこれを目指そうと思っています。
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