増えましたよね、最近ほんと。
特に都心部のコンビニ、飲食店。
「いらっしゃいませー」が
「ラッタッテー」という
小気味よいフレーズに置き換わるまち、東京。
バイトしているのは、外国人の留学生たち。
日本語学校に通いながら、限られた時間の中で、世界でも有数の物価の高い街で暮らすため、がんばって働いている彼ら。
「ありがとう」ぐらいしか言葉を交わさないけれど、おばちゃん、あなたたちを心から応援しているよ。
私たちの身近にも
お住まいの地域にもよりますが、保育園や学校のお友だちでも、外国籍のお子さん、両親のどちらか外国人というお子さん、いらっしゃるのではないでしょうか。
最近、長男の学校に中国からの転校生が来たそうです。
親の仕事の都合で来日したようで、どうも日本語はまだ話せないらしい。
理解できるのは中国語と少しの英語だけ。
長男には「いろいろ助けてあげなさい。笑顔で話しかけてあげなさい。あなただって親の転勤で中国語なんか全然わからないのに、いきなり中国の小学校に通えって言われたら不安でしょう」と伝えました。
友だちさえできれば、きっとその子は日本での生活が楽しくなる。
逆にうまくなじめずにいじめられたりすれば、心に大きな傷を負ってしまう。
それは、自分の都合ではなく、知らない国に連れてこられた子どもたちには酷な話です。
日本国内の転校生だって新しい環境に馴染むの大変なんだから。

移民が必要ならそう言うしかないのに
日本は外国人労働者を受け入れていく方針です。
人手不足が深刻になってきたので、これじゃまずいと適当な在留資格を作って、以前はダメと言っていた単純労働者を受け入れます。
人口減少が進んでいくので、国として衰退したくないのであれば、これはもう避けられない。
政治家は絶対に移民という言葉を使おうとはしませんが、でもこれ、実質的に移民ってことじゃないのかね。
使い捨ての労働力としてしか見ないのであれば、彼らはきっと失望して、日本のことを嫌いになって母国やほかの国へ行ってしまい、二度と戻らないでしょう。
治安が悪化したり宗教的な対立が問題となっているヨーロッパの移民受け入れの失敗を見ていれば、きちんと日本語を学べる環境を整えて、孤立させないようにして、貧困や犯罪に結びつかないように努力するしかないのに。
日本ではちょっとずつの小手先の制度改正をしながら、それでも「彼らは移民じゃない、技能実習生だ」とか「日本人がやりたがらない仕事をしてもらうけど、これは移民を受け入れるということではない」と言っています。
彼らの日本語学習も自治体やボランティアに丸投げです。
日本語教師の待遇も改善の余地が大いにあります。
見たくない現実から目をそらすよりも、もう真っ向から国策として外国人とどう共生していくかを考えないといけないんですけどね。
わたしらお母ちゃんにできること
何人か保育園や学校で一緒になる外国人のお母さん。
私はなるべく話しかけるようにしています。
余計なお世話かもしれないけど。
本人のコミュ力が高ければ私なんかが気にかけなくても大丈夫かもしれないけど。
もともと日本に来る前から日本が大好きとか、日本語を勉強していた方なら心配ないのです。
でも、たまたま結婚した相手が日本人で、日本に来てから日が浅く、たとえば仕事も清掃とかホテルの客室係だったりすると、日本にいても日本語を話す機会があまりない。
そういう外国人のお母さんは結構います。
結果、日本語が上達する機会もなく、友だちもできず、故郷に帰りたくても帰れず、孤立感を深めていったら。
その孤独やストレスが子どもに向かわないとは限りません。
子どもたちを大事に思う気持ちには、国籍も人種も話す言葉も関係ないはず。
知らない遠い国から来た子どもたちにも、日本のことを好きになってほしいし、幸せになってほしいと思うのが、われらお母ちゃんなのですよ。
子育て経験を介して
子育て中のお母さんたち同士って、顔見知り程度でも育児の話で盛り上がればすぐ仲良くなれるのが特徴です。
実際、日常のなかの「子育てあるある」に国境なんかないな、というのが私の最近の実感です。
子どもって、どこの国でも同じ。
わが家と同じようにきょうだいは絶え間なくケンカをし、男の子は親の話をびっくりするほど聞いておらず、女の子はお母さんの口癖とまったく同じ話し方をする。
おっさん政治家たちがしかめっ面で、「でもなぁ、外国人受け入れ推進って言ったらなぁ、すぐ左だとか言われちゃうからなぁ」とぐずぐずやっている間に、
私たちお母ちゃんが、外国からきた隣人と「あらやだー(笑)、うちもおんなじよー」と子育て談義をして励まし合う関係をとっとと作っちゃいましょ。
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