休校の期間、わが家の小学生男児2人は、いつの間にかたまった、通信教育の教材を一生懸命片付けています。
これが終わらない限り、「やることがない、暇だ」という言い訳はできないので。
静かに、大人しく、粛々と。
いや、嘘。
ほとんどギャーギャーケンカしながら。
たまにプロレスしてるけど。
ま、それも体育の授業の代わりってことで。
学校の勉強は
休校開始が3月だったのが、不幸中の幸いかな、と思います。
学年単位で言えば、未修了の単元はほとんどない時期だったから。
教育業界の各社、家庭学習のサポートが充実してきていますし、本屋にはドリルだって売ってます。
学校の勉強そのものについては、あんまり心配する必要がないのかなと。
もちろん、進級や卒業に向けて、年度の締めくくりや心の準備ができないのは残念ですけど。
特に6年生は、お友だちとのお別れも中途半端で…(涙)
状況が落ち着いたら、みんなで集まったりとかできるといいんですけどね。
いつになるやらですね。
こんな時だからこそ
いつもいつも思っているのは、学校の勉強だけでは、今後生きていくのに、なんとなく心もとないなという親としての所感。
決して学校の先生が悪いのではなく、問題の所在は教育システムを作っている側だろうと思っているのですが、そこはなかなか簡単には変わらないでしょう。
さまざまな担い手が、これからの時代に合った新しい教育を作ろうと動いています。
その流れは、こんな雑誌が出ていることからも感じられます。
ピンチをチャンスに
さて、そんな新しい教育の動きの一つかなと思っているのが、こういった私塾。
この3月の休校を受けて、春休み前までの平日毎日、偉人にまつわる動画の授業を生配信(録画もアップロード)しています。
講師の方が初日の授業で語っていたのは、「ピンチはチャンスだ」と。
好きなことを仕事にして世界を変えるにはどうしたらいいか、学校の勉強から離れて時間のたっぷりあるこの1カ月は、じっくり考えることができるチャンスだと。
私も一緒に見ていた動画授業。
低学年の次男にはこの内容は少し難しかったようで
「ねぇお母さん、つまんなーい」
と言ってどっか行ってしまいました。
が、6年生の長男はしっかり集中して最後まで見ていました。
何か彼の心に響くものがあったのでしょうか…。
何かこれからの人生を生きるヒントが見つかったのでしょうか…。
彼の心に驚きと感動の種がまかれたのでしょうか…。
…。
また弟とプロレスしてますけども…。
普段できないことを
小学生というのは学校に通っていると、意外とほかのことをする時間がないものだなと思います。
で、せっかくの機会ですから、普段あまりできないことをやってもらいたいなと。
人が集まらないところで、自宅でできることで、何かできないか。
わが家の長男がハマっているのはこちら。
PCにCD-ROM入れて、ほんの少し作業しただけで、簡単な音楽を作曲していました。
私は本を渡しただけ。
こうやって、親はいっさい手を出さずとも、どんどん覚えていくのですね、好きなことは。
勉強はすぐ気が散るくせに、この作曲作業は、かなり集中してやっていました。
高い学歴なんかより「好きなことを仕事にしてほしい」と思っているわが家です。
こういう、本人にとって楽しくて仕方ないことを、伸ばしていった方がいいんだろうな、と。
長男も得意気に「ちょっと作ったから聞いてみて」と言ってきます。
かえって彼にとっては、意味のある休校期間、なのかもしれません。
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