もうすぐ帰るから、がんばって

電話 子育て

先日、帰りの電車内にて。

少し控えめにささやくように話す優しい声。

「もしもし?

もうちょっと頑張ってね。

時計の長い針がね、6になるぐらいにおうちに着くからね。

うん、うん。

ごめんね。

今電車に乗ってるところだからお話できないんだ。

あと5分したら掛け直すから、それまでちょっと待てるかな?

そしたら電車降りてお話できるからね。」

 

で、電車が駅に着いたら、すぐに電話を折り返して

「もしもし?○○ちゃん?」

と言いながら電車を降り、急いで改札に向かっていった私と同年代ぐらいの人。

 

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小1あるある

電話の相手はきっと、小学1年生ぐらいのお子さんかな。

どういうシチュエーションだったか正確には分かりませんが、おそらく、先に帰宅して家族が誰もいない家で、少し不安になって親の携帯に電話してきたんじゃないかなーと勝手に推測。

 

今は足のサイズが私より大きいわが家の長男も、まだ「ちんまり」していたあの頃、よく私の携帯に電話をかけてきました。

おかーさん、いつ帰ってくるの?

公立学童で延長もなかったので、午後6時になると強制的に帰宅させられます。

そしておうちでお留守番してるんですけど、ちょっと不安になって仕事中でも親にかけてきちゃう。

かわいいなー。

壁があるのよ

小学校進学は大きな変化をもたらします。

3月まで送り迎えもすべて親とセットで動いていたわが子が、4月になった途端に単独行動ですからね。

最初はこちらも気が気ではなかったです。

ちゃんとまっすぐ帰ってこれるかな。

寄り道してないかな。

交通事故に遭っていないかな。

近所の大型犬に吠えられていないかな。

鍵なくしてないかな。

変なおじさんに追っかけまわされてないかな。

学童から自宅までの短い道のりにも、危険がいっぱい。

 

小学1年生はレベル上がるまでスライムとしか遭遇しないという設定にできるといいんだけど。

「ぬののふく」と黄色い「ぬののぼうし」しかないのに、いきなり変なおじさんとかラスボス級の危険に遭遇する可能性もあるからね。

唯一の防具として、「ぼうはんブザー」は持たせていても、やっぱり心配。

これも小1の壁の一つ。

判断力がおぼつかないのに、一人で登下校する子どもの安全確保。

 

小学校高学年になった長男も、習い事とかで少し帰りが遅いと心配になります。

子ども用の携帯持たせていても、しょっちゅう忘れて出かけるし。

母の心配は尽きません。

 

長男が小4で学童を卒業してから、最初の登校日。

夕方ぐらいに職場にいる私の携帯電話が鳴りました。

長男、家に帰ってきてお留守番していたのですが、その日は大気が不安定で雷がすごくて。

結構近くでドーン!と落ちてる音がしたり。

パニクった長男が電話口で

「う゛あ゛ぁぁぁ!お゛があ゛ざぁぁぁん!ごわ゛い゛よぉぉぉ!」

と号泣してました。

「布団かぶって耳ふさいでな!もうすぐ帰るからがんばって!」

と励ましてみましたが、この経験は相当怖かったらしく、彼は今も雷が苦手です。

これは小4の壁。

学童もなくなって一人の時間が長くなる子どもの安全確保(と精神の安定)。

 

どこのご家庭でも、「もうすぐ帰るからね」「あとちょっとがんばって」と励ましながら、

「一緒にいてあげられたらなぁ」という気持ちがよぎる時期でもありますね。

さみしくなるわ

半年後には次男も小学校に上がります。

自治体からは、就学に向けた案内も届きました。

学童クラブの申し込みもそろそろ始まるころかな。

 

やだやだ。

まだ終わらないで幼児期。

まだ来ないで学齢期。

母さんはまだ「小っちゃい子のママ」を続けていたいのです。

保育園への送迎がなくなり、楽になる部分はあるのでしょうけど。

このプレシャスな時間が続いてほしいのよー。

今が幸せだと思えていますか

認知症のおばあさんが徘徊しちゃうの、なんでだか知ってます?

いろんな理由があるんですけど、

「わたしのかわいい坊やが見当たらないから、探しに行かなくちゃ」

って思う方が多いらしいんですよ。

その時の彼女たちの頭の中では、自分のことを「小さい子どものいるお母さん」だと思っている

ちょうど今の私たちぐらいの年齢のつもりになっているってことですね。

そりゃ探しますよね。

かわいいわが子が、夕方とか夜遅くなっても帰ってこなかったら。

だから子どもを探しに行こうとしているおばあさんには

「それは心配ですね。見かけたらお知らせしますね」

って話を合わせてあげると落ち着くんだとか。

 

認知症でいろんなことを忘れたり、分からなくなっていく中、

最後まで強く残る記憶が、子育てしている時代の記憶

 

人生の大先輩である彼女たちが、80歳、90歳まで生きてきて、そこが多分、

一番充実してて、大変で、楽しかった時代だから

なんじゃないかなと。

今、大変なワーママの私たちも、人生の中の、そんな幸せなひと時を生きてるんですよ。

 

電車の会話を聞いていて、そんな思いをめぐらしていました。

しかし、なんでこの場面が印象に残ったかというと。

子どもに優しく待っているように言って聞かせて電車を降りていった人、お父さんだったの。

優しそうなパパさん。

なんだかほっこりしちゃうよねー。

イクメンパパも多い同年代。

50年後には、おばあさんだけでなく、おじいさんも「うちの子がどっかいっちゃって…」ってウロウロしてるかもしれないですね。

 

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プロフィール
つむぎ

都内在住のアラフォーのワーママ。
フルタイムの事務職です。
夫と男児2人(小学5年生、保育園年長児)の4人家族です。

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母さん、あんまり無理しちゃいけないよ

コメント

  1. みゆき より:

    再来年から長男が小学生になる私にとっては、とても染み入りました。
    「いつ帰ってくるの?」と電話できる相手がせめてお父さんとお母さん、ふたりいるというのもいいことだな、と思いました。

    いまがいちばん良いときよ、とだけ言われるとムッときますが、つむぎさんの記事を読んだら、納得しました。
    ありがとうございました。

    • つむぎ つむぎ より:

      みゆきさん、コメントありがとうございます。
      再来年から小学生、楽しみですね。
      不安な時にお母さんだけでなくお父さんも同じように頼ってくれるといいですよね。
      「いつ帰ってくるの?」って、妻に言われたときより、子どもが言った方が、お父さん早く帰ってきそうですしね。

      徘徊の話は、介護施設に勤める知人から聞いた話です。
      おじいさんは、働き盛りで部下にゲキを飛ばしていたころの記憶が残っているから、扱いづらいのだそうです。
      子育て期はきっと、ぎゅーっと濃縮された時間を過ごしているから、年老いても記憶の奥に残っているのでしょうね。
      いつか終わりの来る貴重な時間だから、大事にしていきたいです。