お正月ごろに、長男の保育園時代のお友だちとバッタリ街中で会いまして。
小学校は別なので、久しぶり〜って感じで。
ひょうきんで、いつも変顔してて、
男子らしいトンデモな行動で、保護者の間でも有名だったあの子が。
すっかり大きくなって。
いったいこの6年間で何があったのか。
自分から「私立の中学受験したいからこの塾に行かせて」と言い、勉強に励んでいる、ということでした。
そういや、受かったのかなぁ。
中学受験事情がよくわかってません
都内に住んでいます。
うちの長男は春から公立中学に行きます。
学校のお友だちには、中学受験組が結構います。
公立中学に進む子も同じぐらいの割合でいます。
割合は、半々ぐらいなのかなぁ、この辺りは。
知らないけど。
…うん、そうなの。
知らないの。
同学年のお母さんと話してて感じることがあります。
ずいぶん私は彼女たちと感覚がズレているのだな、と感じることが。
感謝の心を忘れるなとか、
人の時間を無駄にするなとか、
こういう人であれ、
こういう行動をしろ、
ということは口すっぱく言っているんですが、
どの学校に行けとか、
こういう職業につけ、
はあんまり言いたくない。
正解がわからないからね。
「別にいいんじゃないの、好きにすれば」が基本スタンス。
親としての危機感がなさすぎに見えるみたい。
この記事のタイトルも、別に、問題提起とかという意識はなくて。
ただただ「わからへんのよねー」ってことなんです。
はたして中学受験することが、そんな労力とお金をかけるに値することなのか、オカンの私がピンと来てない、という。
そんなに人生ガラッと変わるの、中学受験って?
逆に、中学受験しないなんてありえない!という志向の方からしたら、公立中学なんて魑魅魍魎の恐ろしい世界に見えてるのかもしれませんね。
まぁ、地域によってはそういうところも実際あるとは思うけど。
親としては、なるべく良い環境を子どもに与えたい、という思いはわかるんよ。
ほな中学受験すべきやないか。
いやでもわからへんねんなー。
何がわからへんのよ。
いやオカンが言うにはな、中高公立でも私立一貫でも、最終的に行きつく大学や会社は変わらんかったらしいねん。
ほな中学受験は要らんかー、大人になって同じならあんまりお金をかける意味ないからねー。
でもな、オカンが言うには、高校受験や大学受験のために好きなこと中断せんでええみたいやねん。
ほな中学受験しといたほうがええやないか。
脳内で無限にできちゃうのよね、このやりとり。
ネタが永遠に終わらん。
よその子、うちの子
尊敬するのは、けっこう親の積極的な関与と献身を求められ、子どもとの関係にも神経すり減る中学受験で、親御さんたち、よくそんなに頑張れますね…ってこと。
私にはそんなミッションに立ち向かうエネルギー、ないなぁ。
自分のことで精いっぱいだもの。
子どもの志望校一つ選ぶにしたって、大変そう…。
しっかりしている子なら大丈夫だと思うんだけど、うちの息子なんて普段から何考えているかわかんないし。
鼻くそと食べ物の区別がついているかも怪しいんだもん。
どこどこの学校に行きたい!という意思が、本人から出てくるわけもなく。
親が主導して(塾の意向とかもあるのかな)学校を決めても、結局その子に合ってなくちゃ本人が可哀そうなわけで。
中学受験に熱心なママ友見てると、すごいなぁ、お子さんもお母さんも頑張り屋さんなんだなぁって思うんだけど。
それはあくまでもそのご家庭の話でありまして。
結局、うちの息子とはキャラも成熟度も得意技も使える呪文も違うわけで。
息子本人が友だちと一緒の公立中学を希望する以上、まぁいいかと思うわけで。
比べても仕方ないわけで。
富良野は寒いわけで。
本人がやる気を出すまで、待つしかないわけで。
やる気を出さずに一生を終えたとしても、それは彼の人生なわけで。
何も断言できない
親としては、息子の可能性を諦めているわけではく、やりたいことはやらせてあげたい、とは思います。
習い事など「本人発」のモチベーションは徹底的に後押ししてあげたい。
でも、息子の興味が今のところ、どこの学校に行って、どこの大学に行って、とかっていうことじゃないもんで。
今、この時期に、友だちと遊ぶ時間を制限してまで中学受験させようという気にはなれなかったなぁ。
よく、塾の勧誘で、たとえばサッカーでプロになれるのは1%以下だけど、いい学校に入れる確率は10%~20%ぐらいだ、という話があるんですよ。
だからサッカーさせるより塾に通う方がいい投資だと。
むしろ凡人こそ中学受験すべきだと。
うんうん、なるほどね、確かにその通りって思うんだけど。
いい学校行けばいい人生が待っている、とは言い切れない世の中だし。
息子からしたら押しつけは迷惑でしかないし。
ただでさえ扱いにくい息子とこれ以上の摩擦も嫌だし。
結局のところ、うちの息子の人生は本人のものだし。
なんだし、なんだし、AGC。
公立中学に行く子と私立中学に行く子で、将来どっちが成功するか、比べようもないのでね。
そもそも何が成功で、何が幸せかという哲学的な問いもあるのでね。
皆さん身に染みてご存じの通り、豊かさと幸せはイコールではないですもんね。
日本よりはるかにGDPが低いのに、国民のほとんどが「私は幸せだ」といえる国もありますからね。
こればっかりは、答えが見つからないね。
たぶん、どっちに転んでも正解のような気がしますけどね。
とはいえ無知ではいけない
とりあえず、今、中学受験しなくても、
うちの息子がそう簡単に死ぬことはなさそうだ
生きてるだけで丸儲け
死ぬこと以外かすり傷
という判断で、うちは公立中に行きます。
とはいっても、私の中学受験に関する考察は片手落ちですよね。
はい知ってます。
経験者ではないので。
中学受験を頑張ったからこそ、得られるものというのがあるのも事実でしょう。
世の中には、途中からは乗れないレールが存在するのも事実でしょう。
これをお読みのあなた、くれぐれも、
「ああ、世の中にはこんなに無頓着な親もいるんだー。下には下がいるわー。」
と安心せずに、”知る”ことには貪欲でいてくださいね。
ここにいるのは悪い見本ですからね。
少なくとも情報は知ったうえで判断したほうがいいですからね。
たとえば、私のように中学受験事情に疎いご家庭の方は、こういう漫画で中学受験というものがどういうものか、概要を掴むというのも一つの手だと思います。
パラパラと読んだことがありますが、冒頭、中学受験の塾のカリスマ講師が、生徒に向かって言うセリフにこんなのがありました。
君達が合格できたのは、父親の「経済力」、そして、母親の「狂気」
…ね、面白そうでしょ。
↓別に母親だって、狂っちゃいないぜ、失礼な。
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