女は「趣味ですか、貯金です」という。
男は「金は天下のまわりもの。使わないと意味ないよ」という。
女は「将来が不安で、今は無駄遣いできない」という。
男は「日本経済を元気にするため、どんどん消費しよう」という。
女は「教育費だけはきちんと貯めておきたい」という。
男は「あの車かっこいいなー、ほしいなー、買いたいなー」という。
うちの夫婦のことです。
よく一緒にいられるよね
生活しているうちのところどころで、世の中には違う考え方をする人がいるんだなーというのを感じます。
育てられ方も影響していると思います。
どちらも、2人きょうだいの下の子です。
私は基本、お下がりばかりで新品を与えてもらえず。
信じられないことに、「女だから学歴など必要ない」という時代錯誤な理由で、大学に行くお金を出し渋られました(最終的には説得して出してもらえたけど)。
一方の旦那さんは、欲しいものは高価なものも遠慮なく親や祖父母にねだり、買ってもらっていました。
大学も、もちろんバイトはしていましたが、一人暮らしに仕送りしてもらって自由にのびのびと過ごしたそうで。
別にね、そのー、いまさらね、境遇の違いを嘆こうというわけではないのですが。
同じ日本で、ほぼ同時期に、サラリーマン+専業主婦家庭で、同じ2人きょうだいの末っ子として生まれても、ずいぶん違った風に育てられたもんだなーと思うわけです。
それが、この夫婦間の「お金の使い方」に関するすれ違いを生んでいるように思われるわけで。
だんだん似たもの夫婦になっていく
それでも、10数年も一緒にいますと、だんだんお互いがお互いに影響し合うようになる気がします。
私の考え方と財布のひもも、結婚当初に比べればだいぶ柔らかく、ゆるーくなってまいりました。
旦那さんもまったく貯金ができなかったころに比べれば、だいぶお金が貯められるようになってきています。
もちろん結婚してからこれまで、お金の使い方をめぐってはいろいろと相いれない対立も経験しました。
その話はまた追々書こうと思っていますが、そういうコンフリクトを乗り越えて、腹を割ってお金についてきちんと話し合うということが大事なのでしょうね。
会社の同僚の話
男性の同僚がつい最近、結婚しました。
このご家庭は、うちとは真逆で、旦那さんが締まり屋さんで、奥様がブランドバッグなどを好む浪費家なんだそうです。
夫婦の財布は一緒がいいか、別々で生活費だけ出し合うのがいいのか、真剣に悩んでいるらしく、よく相談しに来ます。
「だって、こういうのって、最初が肝心じゃないですか」
しっかりしている男性も世の中にはいるのね、となんだか新鮮な驚きでした。
これね、結論から言うと、「夫婦による」ってこと以外にないと思います。
計画的に貯蓄額を増やしていこうと思ったら、当然、夫婦の財布は一緒に管理して、自由に使えるお金はお小遣い制にしたほうが、お金は貯まりやすい。
でも、それがストレスになってしまったり、少ないお小遣いでは仕事上の自己投資とか人脈づくりとか、どうしても譲れない趣味もできなくなるようなら、財布は別管理で、共通部分だけ出し合うほうが、精神衛生上よい場合もある。
人の性格や金銭感覚はそれぞれ、各家庭のあり方もそれぞれなので、「これが正解」っていうのはないと思います。
やっぱりここでも、「何が私たち夫婦にとっていい選択なのか」は真剣に話し合い、共通の認識を持ったほうがいいのは間違いありません。
ちなみにわが家は前者です。
家計と自分のお小遣いは私が管理し、夫は自分のお小遣いを管理しています。
夫は夫で自分で株式投資して、せっせとへそくりを貯めるようになりました。
これも10数年の教育の成果かな。
だから新婚の同僚には「最初からそんなに焦らなくても、そのうち奥さんも無駄遣いはしなくなると思うよ」と伝えています。
お金に関して能天気な理由
ごくたまにですが、それでもわが家の旦那さんは新車を買い換えたり、結構ポーンとお金を使うことがあります。
何かの買い物をするときに吟味に吟味を重ねているうちに、何が何だか分からなくなって、「別に欲しくなかったかも」というエコな境地にたどり着く私とは違って、旦那さんはわりと大きな買い物をぱっと決めてしまったりするんですよね。
彼がどうしてそんなにお金に関して楽観的なのかを聞いてみました。
すると返ってきた答えは、
ずっと前に、占い師の人に「あなたは一生お金に困らない」と言われたから。
はぁ?
それを聞いて、信用しろと?
占い師さん、あんまり無責任なこと、うちのに吹き込まないでほしかったわ。
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