しばらく見ないうちに、テレビって今こんなことになってんですね。
ターゲットはもはや私たちではない
ここ数年、NHKのEテレかヒーローものかアニメかというぐらい、子ども番組しか見ない状態が続いたわが家。
久々にゆっくりテレビをつけてバラエティでも見ようと思ったら、あらびっくり。
今のテレビ番組で幅を利かせているのは、ヒロミ、坂上忍、梅沢富美男と、明らかにターゲットは私たちじゃないだろう、という顔ぶれ。
そう。
かつてテレビっ子だった今の30代、40代は仕事に家事に子育てにと忙しく、テレビを見る暇などありません。
そして10代、20代の若い子たちもテレビではなくYou Tubeを見ているわけです。
すでにテレビは私たちよりも上の50代、60代向けのメディアになりつつあるのですね。
いまさら知りました。
今後は、「誰が買うねん、この怪しい健康食品」みたいな高齢者向けの広告であふれかえっている新聞と同じ運命をたどると思われます。
広告で制作費が賄われている以上、仕方ないですね。
ちょっとさみしい元テレビっ子
私もかつては「ドリフ」や「ひょうきん族」に始まり、「加トちゃんケンちゃん」も見てたし、「夢で逢えたら」、「ウンナンのやるならやらねば」、「ダウンタウンのごっつ」、「とぶくすり」からの「めちゃモテ」、「めちゃイケ」、「はねトび」と、テレビのお笑い番組が大好きで育ちました。
今も年末にはM-1見るのが楽しみですし、年越しは紅白ではなく「笑ってはいけない」だし、お正月にはお笑いや漫才の番組をハシゴします。
それでもネタ番組は減ったし、いわゆるタレントとしての芸人さんを見ることはあっても、全力でおふざけをやる番組は、昨今の炎上回避の風潮で、特に民放ではだいぶ減りましたね。
その分、Amazonやネットテレビの方が尖った企画を打ち出しているようです。
どこに行った、同世代
で、私たちと同じ年代の芸人はどうしているかというと。
もうテレビに軸足を置かず、アーティストからビジネス書ベストセラー作家になってたりとか。
You Tuberとしても2足のわらじ履いて頑張ってたりだとか。
音楽活動、プレゼンを経て、もはや実業家路線を走り始めてたりとか。
上が詰まって先の展望が見えない芸能界に見切りをつけて、方向転換した彼らのフィールドは、今後もあらゆる方向へ拡大していきそうですね。
芸人さんですから、頭の回転が速く、おしゃべりも上手。
浮き沈みの激しい世界で名を馳せる実力があるうえに、根は真面目で努力を怠らない。
多少の炎上騒ぎを起こしつつも、どこへ進んでいっても成功するだろうと思います。
そういうの、応援したい
テレビで冠番組を持ち続けている大御所のお笑い芸人の中には、もう何をしゃべっているのか、私には聞き取れない方がいます。
よくよく聞いているとその方の話、中身もそんなに斬新でも面白くもない。
「もういいよ」という感じがします。
お疲れ様です。
もう引退すればいいのに。
同じ人間が長いことトップに君臨し続けるのは、あまりいい結果につながりません。
政治でも経営でも、エンタメもそう。
テレビがこのまま年老いていくメディアになるなら、衰退を止めることは難しいんだろうな。
なんか、寂しいけど、これも時代の流れですかね。
もちろん、これまで通り、テレビで売れようと頑張っている30代のお笑い芸人さんたちの活躍は、見ていて楽しいです。
でも、トーク番組やひな壇でちょっとうまく立ち回れたとしても、その先がないんですね、テレビには。
先輩芸人たちがもう飽和状態ですから。
で、先を見通し始めた何人かの芸人さんが新たな道を模索しているというわけで。
芸人という肩書以外のことをするのは、バッシングも浴びると思いますが。
「いったい何が本業なんだ」とかいろいろうるさいこと言われるでしょうが。
どうか古臭い常識に縛られずに、頑張ってほしい。
誰も歩いたことのない道を、歩き続けてほしい。
そういう挑戦をする人を、応援したいです。
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