もう、12月になっちゃいましたね。
みなさん、年末に向けての準備は万全ですか。
わが家もやっと、クリスマスツリーを出しました。
クリスマスツリーに対するこだわり
結婚して間もなく、今の戸建を買いました。
そして新居で迎える初めての冬。
ちょうど今ぐらいの時期にクリスマスツリーを購入しました。
私には、譲れない、こだわりポイントがいくつかありました。
最低でも自分の背丈ぐらいはあるもの。
安っぽく見えない、品質の良いもの。
飾り付けのオーナメントは、赤と金で統一感を持たせる。
電飾は暖かみのある、単色の豆電球のもの。
細かくこだわったのには理由があって。
子どものころの実家のツリー
時代もあるんだとは思うんですが。
実家にあったツリーは、高さが50センチないぐらいの小さなツリー。
葉っぱなど、プラスチックの安っぽいおもちゃのような質感。
都度、買い足していったようなバラバラな飾り。
統一感のないカラフルな電飾。
それはそれは、残念なテイストあふれる、チープなつくりのツリーでした。
私が、小学校に上がったころでしたか。
裕福な同級生の家に遊びに行ったとき、玄関入ってすぐのところに、自分よりもはるかに大きく、クリスマスツリーがそびえたっていました。
まるでデパートの入り口に飾ってあるような、素敵なクリスマスツリーを見上げて、あこがれてしまった私。
自分の家に帰ってきて、みすぼらしいツリーを見るのが嫌いでした。
クリスマスなのに、毎年、母が出してくるツリーを見るたびに、悲しい気持ちになったのを覚えています。
無邪気だったころは
「もっと大きいツリー買ってよぉ」
とねだりましたが、成長するにつれて、
「うちはねだっても、生活必需品以外は何も出てこない家庭だ」
ということを学習し、言わなくなりました。
もしかして
こういうのをコンプレックスと言うのでしょうかね。
冒頭の、現在のわが家のツリーも、そんなに高価なものではありませんが、それなりに見栄えのするものでなければ、気が済みませんでした。
こういうところにちょっと余分にお金をかけられることで、
「あのころより良い暮らしをしている」
という実感を持ちたいのかもしれません。
私が働くのもそういう理由かな
子どもの教育に関しても同様です。
私自身、塾にも行かず、お金のかからない公立ルートで育ってきましたが、家の経済的な状況に配慮した結果です。
にわか成金となった祖母は豪遊していましたが、孫の教育費まで補助してやろうと言う気は、さらさらなく。
サラリーマンと専業主婦の一般家庭。
そして不況の風が吹きすさぶ中、父親の会社でも生産拠点の閉鎖や、リストラ計画が持ち上がっていた時期です。
なんとなく、なんとなく、あこがれていた私立中高への進学や、そのために塾に通わせてほしいといった要望は言い出すことができませんでした。
大学でさえ、「女に教育はいらない」という前時代的な考えの父親の反対に遭い、一時期、受験したすべての大学に合格したにも関わらず、進学が危ぶまれるような状況でした。
子どもに、同じ思いは絶対にさせない。
これが、私が働き続ける大きな理由です。
本人が本気で勉強したいと言えば、理系だろうが、6年かかろうが、大学院に進もうが、留学しようが、経済的な理由で断念させることだけは避けたいのです。
今のところ空回りしてます
ただ、問題は、私ばかりがそんな風に気負っていて、長男に関してはまったく本人にその気がないこと。
学ぶ環境の大切さや、切磋琢磨する仲間の存在の大切さを説き、中学受験を勧めてみても、
「友だちと一緒がいいから」
一番近くの公立中学に行きたいと頑なに言います。
いや、家計的には助かるけれども。
知らずに今の住まいにたどり着きましたが、たまたまうちの学区は、区内でも評判のよい中学だそうで。
遠くの小学校から、わざわざ希望して通学してくる子もいるらしい。
受験事情に詳しい方がおっしゃるには、「下手な私立に行かせるよりよっぽどいい」公立中学なんだそうです。
ほんとかどうかわかりませんが。
ま、そのぶん、内申点を取るのは大変らしいんですけどね。
そんな状況もあり、うちは中学受験はしないつもりです。
まぁ、本人がそういうところに無頓着なのだから仕方ない。
無理強いするのも違うので、いつかのために教育費は取っておきます。
男子だしね。
自分の進む道について、まだ覚醒してないだけだと思う。
うん。
向上心や上昇志向は、そのうち芽生えてくるものだと思う。
うん。
そう思いたい。
最悪、教育費に使わないなら使わないで、母さんがもらうから。
うん。
それでもよい。
夫の実家のクリスマスツリー
ところで、私が小さいころのコンプレックスを打ち倒すべく、クリスマスツリーを購入した時のこと。
飾り付けをしてはしゃぐ私とは対照的に、夫にとってはあまり感慨深いものはない様子でした。
夫は小さいころから、わりと何でもおねだりすれば買ってもらえる家庭環境だったそうです。
もしかして、夫の実家には、私がかつてお友だちの家であこがれたような、立派なツリーがあったのかもしれない。
こんなの彼にとっては見慣れたツリーなのかもしれない。
そう思って聞いてみたところ。
「親父が切ってきたやつを
飾ってた」
…。
はい?
「実家の裏の山行けば
生えてるから」
…。
え?
「あれさぁ、
ヤニがついて大変なんだよ」
…。
まさかの本物。
※夫の実家は関西の田舎の方です。
ツリーとは、
金を出して買うものではない。
ツリーとは、裏の山から、
切り出してくるものである。
したがってツリーは、
経済力の指標とはなり得ない。
凝り固まった私のちっぽけな価値観をあっさりと粉砕するエピソード。
想像の斜め上を行く、夫とのカルチャーギャップに、返す言葉も見つからなかったさ。
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