リビングのテレビはいつも誰かに占領されているわが家なのですが。
久しぶりに私だけで独り占めできる時間ができたので、Amazonプライムで観ました。
映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」
タイムラインで見かけて、面白そうだなと思って。
ルーズソックスで細眉してた元・女子高生なら、たぶん感情移入できる映画なんだと思う。
90年代後半の、安室ちゃんやTRFやオザケンなんかの音楽も登場して、押し寄せるノスタルジー。
映画にも描かれていたけど、現代の女子高生がスマホとにらめっこで静かなのに対して、あの頃の女子高生、カラオケ行ってプリクラ行って、とにかくギャーギャーギャーギャーうるさい。
パワフルでエネルギッシュです。
独自の文化を生み出す一方で、社会問題にもなった援助交際とかブルセラとかの話も映画にはチラッと出てきつつ。
いい意味でも悪い意味でも、あのころって女子高生が世界を回してた…らしいですね。
それを外から見てた人
世代がど真ん中なハズなのに、都内で女子高生だったハズなのに、私はどこかこのギャルっぽいノリが非常に苦手で。
そういえば制服がない高校だったので、ルーズソックスにカーディガンに短いスカート、という定番のカッコもしたことがないな。
当時、何をこじらせてたのか謎だけど、世の中のコギャルファッションやアムラー現象というものは、認識しつつも自ら乗っかる気にはなれなくて。
たぶん聴いていた音楽も洋楽だったし、こんな格好してた気がする。
ダボダボのパンツ、流行らなかったっけ?
皆さんのご期待に添えない女子高生
当時ね、親戚の人の紹介で、企業のモニターみたいなお小遣い稼ぎをしてたんですね。
あの、全然怪しくないやつなんだけど。
新製品とか、これから公開される作品とかの感想を、企業の会議室に行って1時間ぐらいのインタビューで話すと、三千円ぐらいの謝礼がもらえるという。
高校生にとっては貴重なバイトでした。
当時、そういうマーケティングをする大人から見ると、女子高生というのはどこか遠い星からきた訳のわからない言葉を話す宇宙人にでも見えてたんでしょう。
やたらと
「女子高生の目線で答えてほしい」
「女子高生としての意見を聞きたい」
という案件が多くて。
年齢と性別の要件を満たしているので、当然引き受けていく訳です。
すると、あちら側はルーズソックスのギャルっぽい子が来ると思っていたのに、インタビュー会場に現れたのは、ダボダボのズボンを引きずって洋楽かぶれした、でもきちんと敬語を話す「女子高生」で。
しかも、斜に構えた可愛くない意見を言うもんだから、大人の人たち、明らかに戸惑ってて。
今思うと「話聞きたいのはお前じゃねぇよ」感が醸し出されてたな。
だったら書いといてほしいよ。
応募要件に「ギャルっぽい子」って。
十把一絡げが嫌だった
なんでこんなミスマッチが起こるかというと、当時、大人から見れば「女子高生」といえば、あのコギャルのイメージだったからです。
それ以外のタイプの「女子高生」がいることに想像が及ばなかったんだと思う。
でもさ、都内にも全国にもいたと思うんだ。
あの頃のノリについていけてなかった、あるいはあえてついていかなかった「女子高生」たちが。
本当の割合はわからないけど、結構いたんじゃないか?
肩身の狭い思いしてたあのころの「女子高生」がいたら言いたいよ。
あなただけじゃないよーって。
個人的にはあの頃、テレビでもなんでも十把一絡げに「女子高生」とくくられるのが、とても嫌だった。
別にそういう子たちがどうこうとかじゃなくて、その年代の女子を表面的に切り取って、わかった気になってる大人の目線が嫌だった。
人それぞれですけど?
eggとか読んだことないんですけど?
ステレオタイプじゃない子たちだってたくさんいますけど?
今自分が「大人」と言われる年代になって、気をつけなくちゃと思うのは、自分とは違う世代を、そういう目で見ないようにすること。
「YouTubeばっかり見てるからコミュニケーション能力が…」とか、そういう偏見を持たないようにしないといけないなと。
一人ひとりが違う個性を持っているということを見過ごしてはいけないなと思います。
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