この間、出張に行ってまいりまして、そこですごく素敵な女性にお会いしました。
どれぐらい素敵かというと
その方は私よりも10歳ぐらい年上なんですが、仕事ができるのはいわずもがな。
容姿端麗、立ち居振る舞いも凛として、話すと柔らかさの中にも芯の強さを感じさせる女性です。
海外でお仕事されていて、社内では中間管理職といった立ち位置ですが、専門性のあるお仕事をされているので、お話の端々に感じる「プロフェッショナル魂」。
私なんかがあっちへフラフラ、こっちへフラフラと軸足が定まらない数年を送っている間に、着実にその道でステップアップされてきたという、まぶしいキャリアをお持ちです。
お話を伺うと
今回のお仕事、その方にインタビューさせていただき、これまでのキャリアを振り返っていただく、というような内容だったのですが、非常にためになりました。
人生の先輩として、だけでなく、女性として、母親として、とても含蓄のあるお話。
なかでも
「自分の思い通りにならないことがあっても、世界は広いからいろいろな考え方の人がいる、ということを受け入れてきた」
というようなことをお話されていて、ワールドワイドにあちこちを飛び回りながら、酸いも甘いもかみ分けていらしたんだなぁと。
そういう、心の広さやおおらかさが、周りを包み込むような包容力につながっているのだなぁと。
華々しいキャリアを歩んできて、高度な専門性を持ち、周囲からの尊敬も集め、みんなからあこがれられている、その女性。
こんな完璧な方が世の中にいるのか、と思いました。
と同時に、どうしたらこんなふうになれるのだろう、という思いも。
わが身を振り返ってみて、どうしても追いつけそうにない遠い存在のように感じてしまいました。
インタビューの仕事も終わり、明日東京に戻ります、と伝えると、一緒に軽く飲みに行くことに。
そこで彼女の違う一面を垣間見ました。
完璧な人間などいない
実はその少し前のこと。
彼女が次の異動先に狙っていた役職が、私が属する本社の方針でなくなってしまった、ということがあったんですね。
そのことについて、多少お酒が入っていたこともあってか、けっこうガンガンとこちらに詰め寄ってきたわけです。
「どうしてそんな判断をしたの?」
「まったく理解できない!」と。
決定事項ですから、覆るはずもないことは彼女も承知の上です。
それでも言ってやらなきゃ気が済まないのでしょう。
そんなクレームっぽいご意見を、傾聴し、精一杯受け止めていました。
一応、本社からやってきた人間としてね。
お話伺いながらも、わたくし、内心「あれ?」って思ったんですよ。
「さっき、言ってましたよね、自分で。
思い通りにならないことがあっても、受け入れてきたんじゃなかったんでしたっけ」って。
「思い通りにならないことを、今のあなたは、ギャーギャー子どもみたいにわめいてませんか?」って。
正直なところ…。
それまでの印象とは打って変わって。
うーん。
あんまり、社会人として、見習いたいとは思わないお姿でしたねぇ。
私の同行者も、ちょっと引くぐらいでしたよ。
一見、女神さまのように見えた女性も、私たちと同じ人間。
そうだよね。愚痴んなきゃ、毒吐かなきゃ、やってられないよね。
思い通りにならなくて、ストレスたまって、飲んでクダ巻いて、誰かに思いをぶちまけなくちゃやってられない、そんな夜もあるよね。
面と向かっていろいろ辛辣なことを言われたことはキツかったんですけど。
同時になぜか人間味を感じて、安心した夜でもありました。
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