あっどうも、つむぎです。
ほら私、実家にいた時、いっさい料理しなかったじゃないですか(知らんがな)。
苦痛だった食事づくり
専業主婦の母親にすべてを丸投げして、自分のことだけを考え、好き勝手やっていた独身時代。
そんな当たり前の日常が、どれだけ有り難かったことなのか。
痛感する日々でございます(おかーちゃんありがとう)。
当時はそのありがたみがわかっていなかった。
そして自分の子どもも、そのありがたみがわかっていないようだ。
ブーメランってこうやって返ってくるんすね。
家事全般が苦手だったわけですけど、結婚して何が一番の苦痛だったかというと、私にとっては料理です。
結婚してからもずっと途切れることなく共働きでしたから、料理って自分が家にいるときにやるしかない。
家に帰ってから気を休める暇もなく、頭と手を動かして、もう一仕事だ。
夫は掃除と洗濯をマメにしてくれるタイプだったので、そっち方面はお任せしてあります。
だから逃げられない。
何となくの分担が出来上がってきてて、今さら夫に「料理もやって」とは言いづらい。
仕方ない、やるしかない。
もう、毎日ユーウツ。
一時期、いわゆる「ていねいな暮らし」というものに憧れを抱いたものですが、それが自分にはどうしてもできない。
なんというか、自分のやる気のなさとかスキル不足を突きつけられるようで、劣等感を抱いていました。
あれ、そんなに嫌じゃない
コロナ禍でいろいろと気づいちゃうことってあると思うんですけど、その一つがこの「料理嫌い」についてでした。
在宅勤務になり、通勤時間が省かれ、家にいる時間が長い。
加えて、コロナで外食もしづらく、基本的に家で食べることを優先したい時期。
仕方なく、料理するじゃないですか。
するとどうでしょう。
体力にも余裕があるもんだから、あんまりご飯作りが憂鬱に感じない。
なんなら、午前と午後の仕事の合間に下ごしらえしてホットクックで仕込んでおけば、仕事終わらせてすぐに夕飯をサーブすることも可能。
夫が帰ってくるまでちょっと時間の余裕もあるし、栄養バランス考えて、もう1品作っちゃおうかしら、とか。
賞味期限の残り少ないあの食材、きれいに使い切っちゃおう、とか。
ちょっと時間がかかるから敬遠していたあのレシピ、チャレンジしてみよう、とか。
結果、仕事から帰ってきてバタバタとやっつけ仕事で作っていた時よりも、いろどりも栄養バランスも盛り付けも、ちょっとずつ丁寧な感じに仕上がって。
あれ、ちょっと待って。
なんだこれ、嫌じゃないぞ。
私にもできるじゃないか。
そして料理って意外と楽しいじゃないか。
今までの苦痛は、何だったんだ。
疲れていたんだね
今までは、やっぱり時間に追われて、疲れていたんだと思います。
毎日、満員電車に揺られ、クタクタになって帰ってきてから、さらに夕食の準備に取り掛かる、という体力的にも精神的にも負荷のかかる活動。
めんどくさい。
そう思わない日はない。
栄養のバランスを考え、新鮮な野菜やお肉などを買ってあっても、仕事で遅くなる日が続くと消費しきれなかったり。
それでまた「ああ、やっちまった」と落ち込んだり。
実は何度かトライしようとしたことありますよ、作り置き。
あのタッパーをぴっちりきれいに冷蔵庫に並べて、
「おりゃ!どうじゃ!来週はこれでバッチコイじゃ!」と。
でも、平日がクタクタなぶん、休日はキッチンになんて立ちたくもなかったんですよ。
そんな暇あったらゴロゴロしていたい。
で、冷蔵庫には何のストックもないままに、また月曜がきてバタバタの1週間が過ぎて疲弊して、の悪循環。
人生初の料理好き期、到来
もちろん、ちょっと今糖質制限ダイエット敢行中でして、食事内容に気をつけているから、という面もあると思うんです。
自分の体のために、これはどういう栄養素で、カロリーはどれぐらいで、どういうふうに体にいいか、じっくり考えながらバランスの良い献立を考える。
そんな余裕が、今まではなかったんですよね。
人生で初めてなんじゃなかろうか。
私が、この私が「料理好きかも」って心から思えている。
毎日の食事作りを、積極的に楽しめている。
そうだ、私がダメな人間なのではなく、疲弊して食事もろくに作れなくなるような働き方がダメだったんだよ!
そうやって自信を付けつつある私は、ついに作り置きにまで、手を出そうと考える始末だ。
これが習慣化して、コロナが収束したあとも続けば、すごくポジティブな変化だと思う。
コロナに感謝なんて絶対しないけどさ、自分の今まで知らなかった面に気づいて、ちょっと新鮮な気分です。
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