キッチンに立つようになった男・後編

キッチン家事

はいどうも。

つむぎです。

 

前回の続きです。

キッチンに立つようになった男・前編
なんだか、いい感じです。

 

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お茶入れるやつ

在宅勤務を機に、キッチンに立つようになった夫。

よく気がつく彼は、絶妙なタイミングで

「お茶でも入れようか」

と聞いてくれます。

 

ホント向いているよなぁ。

前世であれかな、執事かなんかやってたのかな。

 

ほれ、ちょっと言ってみ?

私のこと、お嬢様って、呼んでみ?

結局ノリがいまいちで、呼んでくれませんでしたが(チェッ)。

 

甲斐甲斐しく世話を焼くこと自体は、本人もストレスなさそうだし。

性格なんだろうなぁ。

彼が専業主夫になれるほど、私が稼げればいいのになぁ…

なんて考えておりますと、何やら難しい顔で考え込む夫。

 

「どうしたの?」

「コレ、どうにかならないかな?」

「え、何が?」

「この急須、すごく洗いにくい」

「え、そう?」

「気づかなかった?茶葉がさ、この角度だとまとまって捨てられないでしょ?」

「あぁ、確かに」

「茶こしがストンって入るやつの方がいいよ、買い替えよう」

「あ、えっ、でも、まだコレ、使えるんじゃ…」

「いいのがあったよ、明日届く」

「あ、は、はい…」

 

こうなった彼はもう止まらない。

その翌日にも。

無印のやつ

「なんかさ、キッチン用品がバラバラで美しくない」

「ああ、まぁね…、その時々で買い集めていったからね」

「統一感がほしい、なんかないの、シリーズ化されているやつ」

「まぁ、シンプルなキッチン用品っていえば、やっぱり無印とかね…」

「早く言ってよ」

といいながら無印のサイトでポチポチポチる彼。

 

そんであっという間にこう。

キッチンツール

早い。

止めに入る隙もない。

 

ちなみにまだ満足はしてないそうです。

トングはレビューを吟味して使いやすいメーカーをリサーチ中なんだって。

ホットクックのやつ

そしてまた別の日。

とろけるような豚の角煮を作った後、洗い物をしながら彼が言う。

 

「ホットクックって便利なんだけどさぁ、これ洗うの大変だね。」

「あ、確か『フッ素加工内鍋』っていうのがあって、それなら楽だって…」

「何それ、そんなのあるの、なんで買わないの」

で秒でポチる彼。

迷いがない。

そしてフッ素加工の内鍋がすぐ届く。

 

うん、まぁね。

いいんだよ、すごくいい。

肉料理でもこびりつきにくくて、洗うのがとにかく楽。

水切りもすごく早い。

ステンレスのやつより軽いし。

標準装備の内鍋と2個持ちだから、一つ目の料理が出来上がったらすぐ連続使用も可能。

 

確かに便利。

最強。

買って正解。

後悔はない。

ポチりすぎて怖い

ただ、だんだん恐ろしくなってきた。

このまま彼のペースで買い替えていくと、ありとあらゆる「キッチンに存在するもの」が入れ替わってしまうんじゃないか。

 

しまいにゃ「なんか使いづらい」とか言ってキッチン全体をリフォームしだすんじゃないか。

ついでに「料理の手際が悪いところが我慢ならない」とか言って、私も放り出されるんじゃないだろうか。

 

「僕の何が残っていれば僕なのだろう?」と野田洋次郎は歌いました。

だんだん私の使っていたころのキッチンではなくなって、後に残るのは、もはやキッチンですらないのではないか。

何が残っていればうちのキッチンと呼べるのだろう。

哲学的にならざるを得ない。

 

いや、別にいいんだけど。

彼のテリトリーにしもらってもかまわないんだけど。

何が心配って、彼は金銭感覚が多少ぶっ壊れていらっしゃるので、金に糸目をつけずポイポイ買ってしまうところがあるのよ。

 

ほら、ほうっておいたら、

「どうせ2つ持つならさぁ、どっちもフッ素加工してある方がいいじゃんか」

とか言って、フッ素加工の内鍋をもう1個買おうとしているー!

予算オーバー!

キャー!

買うのやめてー!

すぐにポチらないでー!

たまには他人視点を入れてみる

でもまぁ、夫婦というのはよくできているもので。

私はモノに対して「なんか、不便だなぁ」を感じつつも、それをあまり意識することなく惰性で使い続けてしまうところがあり。

夫は不便なものは便利な代替手段によって、とっとと解決すればいいと考えるところがあり。

 

結果、彼の買い替えたものたちは、どれも便利で快適で。

なんでもっと早く買わなかったのか、と思うことも事実です。

 

しみついた貧乏性なのか、私は一つモノを買うのにも、結構悩んで吟味して、あれこれ比較検討して、結局考えるのに疲れてしまって何も買わず仕舞い、みたいなところがあるので。

知らないうちにキッチン全体の利便性がどんよりと停滞していたのかもしれない。

 

今回、夫の矢継ぎ早の買い替えで、確かに私も楽になりました。

料理って毎日のことですから。

少し値の張るキッチン用品も、日割りすると大した額ではないし、すぐ元は取れる。

だったら早い方がいい。

使いづらさを我慢するより、快適に過ごせる方がいい。

 

家事の分担も固定させすぎず、たまにはこうやって、別の人の目で見てみるってことも大事かもね、と思った次第です。

いやしかし。ホットクックの内鍋、フッ素加工のやつ買ったらもう元には戻れんよ。

マジで。

 

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プロフィール
つむぎ

都内在住のアラフォーのワーママ。
フルタイムのオフィスワーカーです。
夫と男児2人(中学生と小学生)の4人家族です。

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母さん、あんまり無理しちゃいけないよ

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