はい、もうね。
仕事相手の国(主にヨーロッパ)の情勢がカオスなんだけども。
コロナめ~
誰が悪いわけじゃない。
自分の国を守るために国境を封鎖したり、外出禁止命令を出すのは、その政府の責務だから、仕方ないよ。
そうなんだよ。
ただ仕事上、新型コロナウイルスでの各国閉鎖のあおりをモロに食らっておりまして、マジでこの先のことが読めない。
あれよあれよという間に世界中が引きこもっていく世界では、
「あれ、私のこの仕事って、意味あるんだっけ?」な状態です。
もう、現実逃避して、「あつまれ!どうぶつの森」の無人島で、一日中魚を釣っていたい。
海外からはちらほら、そういう
「わてら、商売あがったりですわ」
な職種から、大規模なレイオフ(一時解雇)のニュースが入ってきていますね。
日本は労働者を簡単には解雇できないため、今現在はそんなに急激な影響は出てきていませんが、そのうち、出てくるんでしょうね。
確実に不景気がやってきますね。
とある国の話
ヨーロッパのある国に住んでる日本の方と、普段から仕事のメールでやりとりさせていただいています。
海外生活が長く、人間的にも尊敬できる素晴らしい方なのですが、その方から聞いたお話。
お住まいの国では、日本よりも感染者・死亡者が少ないのですが、爆発的な感染が起こる前に、出入国制限がかかったそうです。
そして、日常生活でも外出制限や公共交通機関を回避する指示などが出され、首都でも閑散としているんだとか。
こないだ小池都知事が「東京でもやるかもよ」と可能性に言及したロックダウン(都市封鎖)というやつですね。
そして早くも失業者が増えているようで、昼間から路上で酒盛りをしている光景が目につくようになったとのこと。
家がある人がフラフラしてたら取り締まりもあるのでしょうが、路上生活者ということだと、さらに事情は深刻です。
ホームレスのシェルターに収容するにもシェルターがクラスター化する可能性もあるので、当局もどうにもできないらしいです。
治安も微妙な雰囲気になりつつあると。
今後1~2か月で失業者が労働可能な人口の約2割に達するとまで言われているそうで。
これはね、対岸の火事ではすまなさそう。
日本でもまた来るのかぁ。
あの手足の感覚がなくなるほど極寒だった就職氷河期が(思い出したくない)。
心配しているのは差別と分断
先日、その日本人の方、路上で酒に酔っていた中年の男に
「中国人のせいでこんなことになった」
というような趣旨の罵声を浴びせ掛けられたとか。
長年住んでいてこれまで、露骨な悪意を向けられた経験が皆無の親日国だったので、けっこう驚いたそうです。
国全体の経済的打撃も深刻なので、誰かに当たり散らしたいのかもしれません。
アジア系ということで今後もこういうことに注意しなければならないのでしょうね。
新型コロナウイルスは、みんなが落ち着いて行動し、手洗いうがいを励行し、社会的な距離を保ちつつ、不要不急の外出をせず、感染拡大を出来る限り抑えていけば、そのうちワクチンや薬が開発されて収まるとは思います。
心配なのは、終息したその後にやってくる世界は、果たしてコロナ以前の世界と同じなのか?ということ。
日本と友好的な関係を築いていた国の人たちは、事態が落ち着いたらまた同じように接してくれるのか?
アジア系で一括りにされるような差別が表面化された後、そういう海外の街を私たちは安全に歩けるようになるのか?
同じ国内だって、若者vs高齢者、ホワイトカラーvsブルーカラーなどさまざまな分断が、公に口にしないまでも水面下で大きくなっている気がします。
日頃の積もり積もったものが、こういう時に醜い形で露呈してしまう…。
なんか嫌ですね。
心構えを見習いたい
私のように肝の据わっていない人間は、このような事態になるだけで右往左往。
あれこれ心配になっちゃって、勝手に一人で暗い気持ちになったりしちゃう。
ほかにもいませんかー?
コロナ鬱になっている方ー?
でも、日本ほど充実した医療体制のない海外に一人で住み、帰国便も急遽キャンセル、果ては空港及び国境があっという間に封鎖されてしまった、現地在住の日本人の方の心細さに比べたら。
先ほどの日本人の方のメールは最後、こう結ばれていました。
「このような状況では、できることに注力する以外にないと心得ています。」
さすがや。
このタフさと冷静さを見習いたいと思います。
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