緊急事態宣言を受けて、やっと弊社でも、出勤日数に制限がかかりました。
おうちで過ごす時間が、よりいっそう、長くなります。
外出制限で気が滅入る
日常生活の維持に必要な買い物や少しの運動ならできるので、そんなに悲観的になることもないんですけどね。
そもそも、私は若いときから引きこもり体質。
子どもたちも、あんまりアクティブに外を駆けずり回るタイプではありません。
おうち大好きなわが家の人たちです。
しかしまぁ、とはいえ、ですよね。
学校にも行けない。
友だちとも会えない。
好きなところにも出かけられない。
となると、
さすがに気分がふさぎ込んでしまいますね。
今、地球上の半分以上の人たちが、なんらかの外出制限の下にあるそうです。
それで、メンタルやられる人が世界中で増えているみたいです。
私はね、そんな憂鬱な気分を晴らす方法を一つだけ、知っているんです。
それはね、音楽に乗って、体を動かして、踊ることです。
#うちで踊ろう
少し前から、InstagramやTwitterで流れてくる星野源さんの曲。
弾き語りしている星野源さんに、さまざまな著名人がコラボしています。
素敵な歌声を重ねる高畑充希さん(歌うまっ!)
キレッキレの振り付けをつけた三浦大知さん(さすがや!)
そんな三浦さんに衣装だけ寄せてきたサバンナ高橋さん(ダンスはムズイよな…)
真似しやすい振り付けにアレンジしただいすけおにいさん(プロの仕事!)
エアギターがうなるダイノジ大地さん(世界一!)
ピアノの演奏をする広瀬香美さん(楽しそう)
意外とハモれることが判明したおばたのお兄さん(まーきのっ!)
真顔で共演するバナナマンさん(シュールww)
ただただ、寝ぐせが爆発の大泉洋さん(一番笑った…)などなど。
ぜひ、SNSなどで「#うちで踊ろう」を検索してみてください。
人生を豊かにしてくれるのは芸術・文化
まだ、日本全体がそこまで深刻な状況ではなかった2月ごろ。
感染の温床としていち早く名指しされたのは、音楽やダンスなどのライブ会場、観客の集まる舞台やイベントごとでした。
その後いろんな策が打たれはしたものの、とにかく最初から十分な補償もなく、「お前らがやっているのは不要不急だろ。いいから自粛せよ、破ったものは非国民だ!」というような扱い。
エンタメ業界や文化の担い手となる人たちが、真っ先に切り捨てられた人たちだったかもしれない。
医療やインフラ、物流や生活必需品の小売りなど、人の命や生活に直で影響してしまう仕事に比べれば、優先順位が下げられてしまうのは、仕方のないこと。
…だと私も当初は思っていました。
でもやっぱりね、不要不急のものを徹底的に切り詰めることで、みんなのストレスが募っていく社会。
それを見ていて改めて感じるのは、人生を豊かにしているのって、まさに不要不急の文化や芸術やエンターテイメントなんだなと。
すぐには人の命を救ったり、お腹を満たすことはできない。
けれど、ギスギスした空気をちょっとふんわりさせて、人と人の間のつないでくれるもの。
それがなくなると、とたんに世の中は息苦しくなってしまう。
今の閉塞した状況を、おうちからの配信で、なんとか和ませようとしてくれているアーティストや俳優やタレントの皆さん。
尊い…。
この本を思い出した
絵本「あおくんときいろちゃん」や教科書でもおなじみの「スイミー」などの作者、レオ・レオニ。
昔から彼の大ファンなのですが、彼の作品に「フレデリック」という本があります。
あらすじはこんな感じ。
冬に備えて、せっせと食料を集めて働く野ネズミたち。でも、フレデリックだけはじっとして動こうとしない。寒くて暗い冬の日のために「おひさまのひかり」を、灰色の冬のために「いろ」を、長い冬の間に話が尽きないように「ことば」を集めているんだ、と言うフレデリック。やがて冬が来て、食料も尽きる。だが、フレデリックが集めておいたものは、尽きることなくみんなに楽しい時をもたらしてくれる。
まさに今のような心がすさむ状況の中で、芸術や文化が果たす役割や真の価値とは何かを物語っているようです。
谷川俊太郎の訳も秀逸。
まだ読んだことがない方には、この機会に、ぜひおすすめします。
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