年末年始ぐらいゆっくりしたかったのですが、夫からあるミッションを申し付かりました。
それは。
「本棚からあふれかえる本をなんとかせぇ」
私にとって捨てられないものの堂々たる第1位が、本です。
なぜだか、本はなかなか捨てられない。
結果、
- どんどん溜めこんでしまう
- 収納するスペースが足りなくなる
- 夫がしびれを切らす
というのを何度となく繰り返してきました。
本が捨てられない理由
服や靴などは、わりとサクッと捨てることができるのです。
サイズが合わないとか、着心地・履き心地が悪いとか。
今、こんまりさんのNetflix番組がアメリカで話題だそうですが、
私の場合、「ときめき」を基準に片づけても、本ってなかなか難しかったんですよね。
本を手放すのが難しい理由は何でしょうか。
コンプレックスが隠れてる
「捨てられないモノには、その人のコンプレックスが隠れている」とはよく言ったもの。
おしゃれに見られたいから、着ない服でも捨てられない。
知的に見られたいから、読まない本でも捨てられない。
片付け本で読んだとき、ふーん、そんな見方もあるのか、と感心したものです。
不安の表れ
一方で、私の場合、本を捨てられないのは「知的に見られたい」というよりも、「将来が不安」というのが大きい気がします。
目の前に積まれた本が、まったく自分の将来に必要がないことがはっきりしていれば、手放せます。
でも、将来がわからないから、必要になるかもしれない、という不安。
ハウツー本だったりすると、「今」は必要ないけれど、「いつか」この情報が必要になるかもしれないと考えてしまう。
手放したことで後悔するのではないかという、なんとなくの不確かさ。
できたはずの成長を諦めきれない
語学の本とか、資格関係の本とか、捨てるハードルが特に高いです。
その内容は、間違いなく役に立つ。
読んで、勉強して、覚えておいて損はない内容です。
その本を捨てることは、なんというか、自分の成長の可能性をも捨てることになるんじゃないかという迷い。
可能性の扉を自ら閉めることになるんじゃないかという恐れ。
ただ、かといって、やる気を出して勉強することもできていない。
「いつか時間ができたら」と言い続けて、早や何年?
で、その「いつか」はほぼ、来ない。
手元にない不安を克服する
この先ほとんど必要になることはない、と頭では分かっています。
それでもやはり手放すのが難しい。
そんな時は、必要になった時にはこうすればよい、という代替案を考えます。
図書館で借りる
お住まいの地域ではもちろん皆さん、図書館を利用したことがあると思います。
が、お隣の市区町村、また勤務先が所在している自治体の図書館でも、利用登録することができる場合があること、ご存知でしたか?
実際私も、4つの自治体の図書カードを持っています。
通勤途中の駅前にある図書館で、ちょっと仕事の帰りに借りたりとか。
朝電車に乗る前に駅に置いてある返却ポストに返したりとか。
職場から一番近い図書館にはランチで外に出たついでに立ち寄ります。
複数の自治体の図書館で登録しておけば、住んでいる街の図書館に借りたい本の蔵書がなくても、他の自治体で借りることが可能です。
こちらのアプリで、よく使う図書館を登録しています。
「あ、この本読みたい」と思った時に本のタイトルなどで検索すると、どの自治体の図書館に蔵書があるかパッとわかるので便利です。
あとはその自治体のサイトに飛んで予約処理をして、受取可能な館に本を回送してもらい、借ります。
もちろん、地元図書館にリクエストするだけでも、職員さん同士でやり取りしてくれて、他自治体の図書館から借りてきてくれるのですが、この場合は時間がかかったり、貸出延長ができなかったりするようです。
こんな感じで図書館をフル活用すれば、自分の家に本がなくても困りません。
図書館でいつでも読むことができると思えば、本を手放す障壁はぐっと下がります。
中古本で買い直す
また同じ本を買うなんて、一見不経済に見えます。
でも、読まない本にスペースを占領され続けるのも、同じように損しています。
古くなった本を処分することで、「今、必要」な新しい本を買って保管するためのスペースが生まれれば、その方がスペースを有効に使うことができますよね。
語学や資格など、勉強のための本は、時間がない、やる気がないと言い訳しながら活用できていないものです。
そうすると、その本が目に入るたびに小さな罪悪感が芽生えたり、「ああ、自分ってなんてダメなやつ」と自尊心が傷ついたり。
お金を払って本と本棚を買い、そのスペース分の家賃・住宅ローンも払い、そのうえ感じる必要もない罪悪感にさいなまれるって、どうなの。
読んでいない本は必要としてくれる人に譲るか、買い取ってもらい、そのお金で活用できる本を買い直す方がはるかにメリットが大きい。
本がなくても大丈夫な自分に気づく
読んでいない本を読めば、自分を助けてくれるような、自分を引き上げてくれるような錯覚を抱きますが、実際のところ、そんなことはありません。
本を手放してしまうと、読まなかったことで、とてつもなく困った状況に陥るんじゃないかというのも、幻想にすぎません。
なぜなら、今の自分、別に死にそうになってないでしょ?
日々の生活の中で細かい不満や不安はあれど、なんとか生きてこれたでしょ?
読まない本を読まないままでも、今、それなりに暮らしていけてるじゃないですか。
本って、知識や知恵の象徴です。
それが足りてないという自覚があるからこそ、足りてないところを補いたいからこそ、本を手放すことには抵抗がある。
でも、知識や知恵が足りていない不完全な私が、そのままでも無事に生きてこれたというのも、これまた事実。
そういう不完全なところも含めて、今の自分を受け入れることが、本への執着を捨てるってことなのかな…と思うようになってきました。
ちょっと長くなってしまいました。
次回、本を手放すお手軽な方法をご紹介します。
続きはこちら。
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