真夏の夜の悪夢

寝ている雑記

あ、どうも。

つむぎです。

こんな暑さのせいですかね。

 

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悪夢を見ました

朝起きてからも、しばらくは気分が悪くなるような夢でした。

 

なぜか夢の中の私はまだ独身で、これから結婚を控えていました。

夫となる予定の人(現実の夫とは別人で、誰だか知らない人でした)の家に、結婚の挨拶に行く場面だったと思います。

なんとなく前時代的な雰囲気のする夢でした。

朝の連ドラを見ているみたいな。

 

私自身、この結婚にあまり乗り気じゃない感じだったんですよね。

それは向こうのご家族も同様だったようで。

夫の実家で、お姑さんにはネチネチと嫌味を言われ。

お舅さんにはセクハラをされ。

肝心の夫は結婚が決まったと同時に手のひらを返したように横柄な態度を取り始め、暴力的になるという…。

 

現実の私だったら「いやいや、むりむり…」って逃げ出してしまいそうなシチュエーションですが、夢の中の私は何も言いたいことが言えず、周りもそれを許さない雰囲気。

何この絵に描いたような地獄は。

っていう夢でした。

妙にリアルで

朝の起き抜けに見た夢なので、妙に生々しく、感情もリアルでした。

「もう一生、ここからは逃げ出せないのだ」という絶望に襲われるという。

すぐには立ち直れないほど落ち込んでいる状態で目が覚めました。

 

隣を見ると、まだ眠っている夫。

そして、新しいベッドを設置したにもかかわらず、「だってぼく、寂しいんだもん」といまだに自分の部屋で寝ようとしない次男の顔。

彼らの顔を見ても、すぐには「夢だった」という実感が持てなかったほど。

 

しばらくまどろんでいるうちに、あの地獄のような結婚は夢で、現実の私の結婚はありがたいことに、あれよりだいぶマシなものであるということが理解できてきました。

それぐらい夢のインパクトが強かったんです。

ああ、よかった

変に思われるでしょうが、言わずにはいられません。

「夫くん、私と結婚してくれてありがとうね。ほんとうによかったよ、ほんとうに」

「どーした、急に」

そらそうだ。

 

訳を話すと「それは朝から大変でしたね」と穏やかに笑う夫。

細々したことはあれど、これといって大きな不満もありません。

毎日心穏やかに過ごせるこの現実世界の結婚は、私にとってはとても幸せなことなんだと、再認識する土曜日の朝。

経験してないことなのに

そして不意に、たまにSNSで見かける、”彼女たち”への共感の波が押し寄せてきます。

モラハラDV夫やトンデモ義実家との関係に身も心も削られて、悩み抜いた挙句に離婚していく女性たち。

「いや、本当の地獄をお前は知らない」と言われればその通り。

でもあのリアルな夢の中で、確かに私は心の底から苦しみ、抗う気力を削がれ、暗い未来に絶望していました。

夢から覚めても立ち直るのに時間がかかるぐらい「自分ゴト」でした。

 

まったく個人的には経験したことがないことなのに、現実に思えるぐらいの夢を見る。

しかも、朝目覚めた時に最低な気分になっているような、結構キツい内容の夢をよく見ます。

夢の意味を考える

たまに夢って、パラレルワールドなんじゃないかと思うんですよね。

どこか別の世界線では、私は悲惨な結婚生活に打ちのめされている女性だったかもしれない。

また別の世界線では、故郷を追われ全てをなくした難民かもしれない。

はたまた、戦争に翻弄されて青春を奪われ、過酷な時代を生き抜く女性だったかもしれない。

 

「他人事」では済まされないことが、世の中にはまだまだたくさんある。

まるで他人の人生を生きているかのような夢を見ることは、失いがちな想像力や他者への共感を保つのに、何かの意味があるのかな、なんて。

ま、できることなら、幸せな夢を見ていたいんですけどね。

 

 

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プロフィール
つむぎ

都内在住のアラフォーのワーママ。
フルタイムのオフィスワーカーです。
夫と男児2人(中学生と小学生)の4人家族です。

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母さん、あんまり無理しちゃいけないよ

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