PUFFYの「これが私の生きる道」のサビの一節ですが。
近頃いい感じなのは、うちの男兄弟のことです。
長男の満たされない気持ち
長男が5歳の時に次男が生まれました。
次男が赤ちゃんの時から、長男と旦那が2階の主寝室で、次男と私が階下の和室で寝る、という習慣がつき、以来気が付けば5年以上、ずっとそのまま来ました。
特に、長男がさみしがるとか、赤ちゃん返りするようなことはなかったように記憶しています。
しかし、やっぱり心のどこかでは、「ママを取られた」「弟さえいなければ」と思っていたようで。
さすがに5歳差もあるので、次男が赤ちゃんの時には表面化しなかった、長男の欲求不満が、むくむくと。
そうですね、次男が3歳ぐらいのころからですかね、顕著になってまいりました。
「次男くんなんかいなければいいのに」
「僕、一人っ子がよかった!」
「なんで僕ばっかり!」
親もね、一人目は試行錯誤しながらです。
ちょっと厳しくしすぎてしまったかなーと思うところもあり。
まぁ、一人目のお子さんは多かれ少なかれ、そういう感じだと思うのですが。
それが最近、ちょっと変化が
長男が、次男のことを
「あとから来たくせに親の愛情をかっさらっていった憎いやつ」
と思っていたせいかは分かりませんが、
これまでは、すぐケンカになってしまって、
2人っきりで遊ぶということができない兄弟でした。
小5の長男と年長の次男。
次男の体力や知力が、5歳差を埋めるほどではないものの、
やっとお兄ちゃんと渡り合えるようになってきたというか。
そこそこ、楽しく遊べるようになってきたからか。
もう最近は、
見ていて気持ち悪いほど、
2人がラブラブ。
相撲のような、プロレスのような取っ組み合いから、カードゲーム、ベイブレード(現代版のベーゴマ)まで。
結構じっくりと2人きりで遊んでいます。
まぁ、それでもたまにケンカになっちゃうこともありますけど、だいぶマシになってきました。
テレビを見ている時も、同じものを見て楽しんでいますしね。
しかもこの間なんて、いつものように私が次男と和室で寝ようとしたら、「今日は長男(呼び捨て)と下で寝るから、ママは上に行って」と言われました。
さみしいような、うれしいような、むなしいような…。
今になってようやく
心に隙間風が吹いている母の気持ちなど知る由もない長男が言った言葉。
「なんか近頃おれら、いい感じだよね。
なんか次男くんのこと、かわいいなぁと思えてきた」
「今さら?」とびっくりしましたが、
長男からしたら、
弟の存在をやっと受け入れられるようになってきたのかもしれません。
聞いていてこちらも、なんかこう、ほっこりした気持ちになったというか。
そうだね。
君には寂しい思いや、つらい思いをさせてしまったかもしれない。
5歳ですでに物心がついていたから、
弟にみんなの愛情を取られたように、強く感じたかもしれない。
でも、パパもママも、君のことと次男のこと、同じぐらい愛している。
親の方が先に死んじゃうからね。
そしたら兄弟で、手を取り合って助け合って生きて行ってね。
そんな暖かい気持ちになってきた矢先。
いい感じだったはずなのに
きょうだい2人で寝る前にね、家の中で風船を追いかけて遊んでいたらしいんです。
暑いので汗だくになりながら、でもすごく楽しそうにドタバタやっていました。
こちらもちょっと油断して目を離していたら、しばらくして、バーンッとすごい音が。
びっくりして見ると、次男が顔を押さえて泣いています。
「どうしたの?」と急いで駆け寄ると、顔半分に擦り傷が。
2人で同時に和室からリビングへと風船を追いかけていたところ、勢い余って長男が次男を押してしまったらしく、戸の木枠に次男が顔を強打。
そして次男が泣きながら叫びます。
「このやろー!ふざけんな!ぜってぇゆるさねぇからな!」
近頃、いい感じだったんだけどねー。
まだまだ、二人の兄弟愛は前途多難な感じです。
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