緊急事態宣言が出されて以降、皆さんの会社でも在宅勤務への移行など、さまざまな変化が生じていることと思います。
私の会社
海外とのやりとりが多い弊社。
社内では早くから、海外のコロナを取り巻く状況に関して、常に気を張っている状態でした。
現地の大使館の発する情報などには特に敏感で、危機感は早い段階から共有されていました。
いろいろ私も勤務体制が整うまでは、弊社の方針について文句を吐き出しましたが。
冷静に考えてみれば、もともと在宅勤務の文化がなかった割と堅めの社風にしては、頑張っているのではないかと。
いろいろ制限は多いのですが、遠隔で社内システムを利用できる体制を整え、業務を大幅に見直して、出社を極限まで減らしています。
前例のないことで、誰にも正解はわからない。
走りながら試行錯誤しながら、必要最低限の業務は継続している点、評価できると思っています。
夫の会社
一方、夫の勤める会社。
私の古巣でもありますが。
夫からの話では、トップ、上層部含め、危機感のなさを露呈しているそうです。
人との接触を減らすんだったら、出社させられない社員が出てくる。
そしたら当然、できない業務、後回しにすべき業務が発生します。
その切り分けができてない。
っていうか、やろうとしていない。
業務の計画はあくまで今まで通り。
それを少ない人数でやってね、という無理ゲーなお達し。
若手の社員からは、BCP（業務継続計画）があるんだから、それに則って最低限の業務内容を回してやりましょうよ、という話が出ているらしいのですが、上がうんと言わない。
既存の労働習慣にいまだに執着しているみたい。
まったくもって変化に対応できていない。
夫は毎日「終わってる、うちの会社」と嘆いています。
もはや口癖になりつつある。
しかし辞めるわけにはいかないの
でも、夫の会社は、たぶんコロナで不況が来ても、そんなに影響を受けない会社です。
私の会社が海外とのビジネスにおいて多大な影響を受けていることを思えば、今後のわが家の経済的な安定は、彼の就業継続にかかっていると言っていい。
だから、辞めないでほしい、というのが私の本音。
たとえ組織に大きく失望したとしても、くれぐれも、「こんな時に理性を失って、退職願を叩きつけて帰ってくることのないようにしてね」と。
たいへん身勝手な要望であることは重々承知のうえで、ですけどね。
かつてその会社に退職願を叩きつけて出てきちゃった妻からはお願いしています。
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