子どものお手伝いを習慣化させる方法―アプリ「てつだって!」の威力

子育て

働くママさん、毎日お疲れ様です。

仕事で疲れ切って家に帰ってから夕飯の支度をする、平日にたまった家事を休日に片付ける…。

そんなとき、横であなたのお子さんは何をしていますか?

宿題や勉強をしているならまだいいのですが、ただダラダラとしていたり、テレビやゲームばっかりしてたりすると、「ちょっとはママを手伝ってよ!」とイライラしちゃいますよね。

毎日お手伝いしてくれたら助かるのですが、気分がのらなかったり、頼んでもめんどくさがってやってくれなかったり…。

家族の一員として、子どもの毎日のお手伝いを習慣化させたい!そんなあなたにオススメの方法をご紹介します。

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子どもにお手伝いしてもらうのはどんどん難しくなる

はじめのころはよくやってくれたお手伝いも、子どもの成長にしたがって、なかなかやってくれなくなってしまいます。

ママが大好き3歳ごろまで

2-3歳ぐらいになると、いろいろなことができるようになります。

お母さんが「これ、ゴミ箱にポイして」とか「ドアをパタンしてきて」とかお願いすると、結構喜んでやってくれますよね。

しかもそれを、「わー、ママうれしい!助かる!ありがとう!」と、これでもかというぐらい喜んであげると、本当にうれしそうな顔をします。

このときの子どもにとっての一番の報酬、それは大好きなママの笑顔です。

そうして人の役に立つことは楽しい、うれしい、という経験をさせてあげましょう。

だんだん手ごわくなってくる4歳から6歳ごろ

もう少し大きくなると、決まった役割を与えることができるようになります。

簡単な家の手伝い、たとえば、新聞を取ってくるとか、料理の配膳とか、お風呂を洗ったりとか、手順を教えればちゃんとできます。

でも遊びに夢中になっていたり、単に気分がのらなかったりして、なかなか習慣づけするのは難しいお年頃。

もう、ママが大げさに喜んだところで、本人は妙に冷めた反応だったりすることもあります…。

もうお手上げの小学生

小学生にもなると、ほとんどの家事はできるようになるはずなのに、手伝ってもらうのが難しくなります。

もうママの笑顔の効果なんてだいぶ薄れてきています(ゼロでないけど)。

宿題や家庭学習にも時間を取られますし、テレビも見たい、ゲームもしたいので、「お願い」と頼んでもあからさまに気だるそうな顔で「やだ」と言ってきます。

ごほうびでお手伝いを習慣づけていく

なかなか子どもがお手伝いをしたがらない。

そんな時はお手伝いした時に、ごほうびをあげるのもアリだと思っています。

その時に、労働が報酬に変わる、「稼ぐ楽しさ」を初めて知るわけです。

報酬・ごほうびというのは、単にお金のことを指すのではありません。

「もらうとうれしいもの」という意味です。

一度ごほうびをあげると、はりきって次のお手伝いもやってくれるようになります。

「物で釣るなんて…」ではいつまでたってもやらない

「お手伝いをするのは人の役に立つことを教えるためで、報酬を与えるのは違うんじゃないか。 ごほうびがないと働かない人間になってしまいそう。」と心配されるかもしれません。

でも、ごほうびがないと働かないのは、大人でも同じではないですか?

「毎日電車で会社まで来て、昼ごはんは自分持ちで、きっちり8時間働いて人の役に立ってもらいます。お給料はあげられないけど。」と言われたって、誰もそんな仕事はしません。

お手伝いとは、子どもにとって仕事と同じ労働です。

大人と同じように、感謝される喜びとか、やりがいとか、結果が出てうれしいとかは、報酬がもらえる仕事をしたあとについてくるものだと思います。

大事なのは習慣づけること

お手伝いをする動機付けはさておき、お手伝いをすることが習慣になると、「自分がやるのは当たり前」と思うようになります。

子どもが自分の体を動かして「誰かの役に立つ楽しさと、ごほうびがもらえるうれしさ」を何度も繰り返し体験することで、親が口で「これをやって」というよりも、子どもが自主的に取り組めるようになります。

歯磨きが習慣になると、歯を磨かないで寝るのが気持ち悪くなるように、お手伝いや家事の習慣づけを子どものうちからしておけば、やらないとなんとなく気が済まないという気持ちになってきます。

家事をしない旦那さんを今から教育しなおすのは大変かもしれませんが、子どもたちは今から「当たり前のこと」として、お手伝いをしてもらうことができます。

ここはママの腕の見せ所。

面倒なことを子どもにさせるというミッション・インポッシブルだからこそ、子どもがお手伝いをやりたくなるように仕向ける工夫が必要です。

もらえるとうれしいもの、大人だったらお給料、まだお金の価値がわからない小さな子だったらママの笑顔、が報酬としてもらえるから頑張れる。

では、幼児期にママの笑顔だけでごまかせなくなってきたらどうしたらいいか。

口ごたえばっかりする小学生になったらどうやってお手伝いを習慣化させたらいいのか。

わが家ではアプリ「てつだって!」を使っています

シンプルに、子どもがお手伝いをしてくれた記録を管理できるアプリです。

てつだって!
開発元:Ikuko Tamagawa
無料
posted withアプリーチ

お手伝いをするごとに、「OK」ボタンを押すとポイントがたまっていきます。

お手伝いメニューは変更可能

初期設定でおつかいやおそうじなどの項目がすでに登録されていますが、やってほしいお手伝いメニューは家庭によってさまざまですよね。

デフォルトにないメニューも簡単に登録することができます。

わが家ですと、届いた生協の箱から食材を冷蔵庫に移す仕事を足したりとか。

パパの洗車のお手伝いはけっこうな重労働なので、ポイントが3倍とか。

やってほしいけど難易度が高い、というお手伝いは獲得ポイントを調整して、やる気を出させてみましょう。

たまったポイントをごほうびと交換

ポイントが一定以上たまったら、ごほうびと交換することができます。

子どもの成長にあわせて、子どもがほしいと思うものを設定します。

うちの5歳児の場合、「おばあちゃんちに遊びに行く」とか「公園でボートにのる」とか、かわいらしいごほうびです。

小学生のお兄ちゃんは「ゲームを買う」とか「ディズニーランドに遊びに行く」とかだんだんお金がかかるようなことを言い出すので、徐々に達成ポイント数を高めに設定することで、そんなに簡単には叶えられない状態にしていました(←大人のずるいとこ)。

また、お誕生日やクリスマスなど、どっちみち何かしらのプレゼントを買ってあげなきゃならないタイミングに合わせて、ポイントが目標達成していたら「希望しているもの」がもらえる、という手も使っていました(←大人のせこいとこ)。

ポイントを現金に換算すれば歩合制お小遣いが簡単に

小5にもなると、モノよりお金になってくるようですね。

最近、「お小遣いを増やしてほしい」と言い出したので、これはチャンスと思い、ポイント交換のごほうびはやめて、ポイントに応じてお小遣い額が決まる歩合制のお小遣いを取り入れました。

お小遣いほしさに今日もせっせとゴミ出ししています。

お金の力ってすごいもので、もっと小遣いがほしいものだから、仕事を探して新規開拓してくるんですよ。

親が頼まなくても、「花の水やりやったからポイントつけてくれる?」とか。

大人になってからも大事ですよね、仕事で指示を待つんじゃなくて、自発的に動くということは。

もちろん仕事の難易度によって金額は調整するといいと思います。

きょうだいで競い合う

きょうだいのいるご家庭では、子どもごとにお手伝いの記録を管理できます。

競争が大好きな子どもたちは、仕事を奪い合うようにお手伝いをするようになります。

わが家ではお風呂掃除は1日交替で兄と弟の当番制にしていました。

アプリを使うまでは、自分の当番の日なのに、声をかけても「えー、めんどくさい」といってやらないこともしばしば。

ポイント制にしてからは、何も言われなくてもお風呂を洗いに行き、戻ってきたら「ママ、今日もつけといて」とスナックの常連客みたいなことを言うようになりました。

また、競争相手の不正を許さなくなります。

互いが、ちゃんと仕事を手を抜かずにやっているかを監視してくれるようになりました。

さぼったり適当にやっていると、もう片方が注意したり密告してきます。

きょうだい仲への影響が心配ですが、お手伝いをしていても、いなくても、しょっちゅう喧嘩ばっかりしているのであまり気にしていません(男兄弟とはそういうものだ、と考えています)。

親がガミガミ言わなくてもやってくれるようになったのは本当に楽です。

履歴の管理・確認も簡単

ポイント履歴やごほうび交換の記録は、カレンダー画面で管理できます。

前日にやってくれていたお手伝いを記録し忘れてた!という時も、さかのぼって簡単に記録ができます。

お手伝いを続けてくれるようにするポイント

親が「ありがとう」をいう

ポイントが報酬とはいえ、やはり「ありがとう、とっても助かるよ」と感謝の気持ちは親から伝えたいところです。

もらってうれしい報酬やごほうびだけでなく、「誰かの役に立っている」ということが実感できないと、仕事もお手伝いも楽しく続けることは難しいですよね。

言って減るもんじゃないし、どんどんありがとうは言っていきましょう。

好きなこと、得意なことができればOK

人には向き不向きがあります。

なんでも完璧にこなすことなんて、大人にだって難しい。

無理に大変すぎるお手伝い、大嫌いなお手伝いをさせても「お手伝い=苦痛」となってしまっては本末転倒なので、本人がやりたくないのであれば、必ずしもさせなくてもいいと思います。

好きなことだけでもお手伝いできたら、ポイントをつけて感謝の気持ちを伝えましょう。

ポイントをもらう楽しさがわかってくれば、自然とほかのこともチャレンジしたくなります。

話し合い次第で交代もOK

習い事などをしていて時間の余裕がない曜日もありますよね。

無理してお手伝いができなくてもよしとします。

その場合、うちの子たちはよく交渉していますね。

明日僕がやるから今日はやって、とか。

自分で自分のスケジュールを見て、無理のないように予定を振り替える。

できないときは周りとコミュニケーションをとって調整する。

大人になっても役立つスキルではないでしょうか。

最後の手段はアメとムチ

どうしてもやってほしい仕事は、アメとムチを使います。

やったらポイントがたまってごほうびがもらえるというアメと、やらなかったら、たとえば「ゲームができない・テレビが見れない」というムチ。

うちの場合はお風呂掃除がこれに当たります。

アプリでカレンダーが表示されるので、やったかやらなかったかは一目瞭然。

はじめの方はブーブー言っていても、うちの子たちには「ゲームができる」は最高のごほうびなので、割とすぐ習慣化しました。

慣れてしまえばあまり抵抗なくやってくれるようになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

わが家の子どもたちは割とお手伝いをしてくれている方だとは思いますが、ご家庭によってお子さんの個性はさまざまです。

アプリのような便利なツールも使いながら、まずはお手伝いをする喜びを感じることで、小さいうちから習慣化し、「お手伝いするのは当たり前」という感覚を身につけてほしいものですね。

きっと将来、自立した大人になってくれるのではないかと期待しています。

何かのヒントになれば幸いです。

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プロフィール

都内在住のアラフォーのワーママ。
フルタイムのオフィスワーカーです。
夫と男児2人(中学生と小学生)の4人家族です。

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