わが家の長男は英語教室に通っています。小学1年生からずっと通い続けています。
たまたまなんですけど、男の子ばっかりのクラスに入っているので、結構ぎゃーぎゃー、わあわあとにぎやかに授業をしています。
最初のころは英語を習いに行ってるというよりは、おにごっことかかくれんぼをやってる時間の方が長かったくらい…。
でも先生の方針なんでしょうね。
英語を堅苦しく勉強するのではなく、遊びながら身に付けるという。
おかげで一度もやめたいと言い出すこともなく、楽しく通っています。
イギリス人ネイティブの男性の先生で、日本語は話さないんですけど、すごくいい先生です。
ご自身も同じぐらいの年齢のお子さんがいらっしゃるので、私がたまに授業の様子を見学に行くと、授業後に先生の方から寄ってきてくれて、「子どもに持たせるケータイって毎月いくらぐらいするの?」とか、「子どもって全然いうこと聞かないよねー」とか世間話をしてきます。
私の英会話相手にもなってくれているありがたい先生だ…。
そんなある日のこと、たまたま仕事が早めに直帰できたので、久しぶりに子どもの英語教室へ。
授業後に例のごとく先生が寄ってきて、
「長男くんはすごく頑張っている。
記憶力もいいし、質問にもよく答えられているよ。
今はこういうところを勉強しているから、家でも復習させてみてね」
という、まあ普通の先生と保護者の会話をしたあとで。
ちょっと先生が言いにくそうに…
「ところで、長男くんてさ、英語のドラマとか映画とかよく見てる?」
うちの旦那ねー、休みの日によく家のリビングで映画を見るんです。
ええ、ハリウッドのアクションものとか、戦争映画とかが大好きで。
そこで耳にしてるからなんですかね。
子どもが言っちゃうらしいんですよ。
映画で覚えた汚い言葉を。
英語教室で。
たとえば、教室内でちょっとしたゲームをして負けたとき。
まぁ日本語でも出ちゃいますよね、悔しい時の「くそーっ」とか。
でっかい声で言ってるらしいんです。
英語で「S**t !!」って。
「でもすごく使い方が自然だし、発音もいいんだよ。」
先生ー。
ほめなくていいよー。
そんなとこ流暢になられても困るだけだよー。
あと、友だち同士で、ふざけてたんだろうけど、ちょっとケンカみたいになって、相手を挑発するときに中指立てたらしいんですよ。
うちの息子。
「でもちゃんと文脈に合った使い方がわかってるんだなと思ったよ。」
先生ー。
だからほめなくていいんだよー。
感心してる場合じゃないんだよー。
中指立てる文脈って何なんだよー。
「ほんとに恥ずかしい。ごめんなさい。家でも注意して聞かせます」と謝り倒し、顔から火を噴きそうなぐらい恥をかいて帰ってきました。
家に着いたらお説教。
そういう言葉は映画の中で出てきて、主人公が使っていてかっこよく思えるかもしれないけれど、決して使っていい言葉ではないんだよ。
ジェスチャーも気を付けないと、外国からきた人に見られたら誤解されたり怒らせてしまうことになるよ、と。
でも、思ったんですよね。
子どもの吸収力はすごいなーと。
画面を通してしか触れることがない言葉やジェスチャーを、すぐ取り入れてしまうんだなー。
教育上よくないものを見せてしまう危険もあるから、映画が趣味とはいえ、パパにも家で子どもたちがいるときに見るものは、気を付けてもらわなくちゃ…。
で、しばらくたったある日。
子どもたち(長男・次男)と旦那がこのレトロなゲームで遊んでたんです。
サッカー盤っていうんですか。
選手の人形を手元の棒を押したり引いたりしながら動かしてボールを蹴らせ、相手のゴールに入れるというゲーム。
結構白熱して盛り上がるんですよね。
大人がやっても子どもがやっても、思うようにボールが運べないので実力が拮抗するんですよ。
両者とも熱くなっていて、点が入ると「よっしゃー!」とでっかくガッツポーズしたり。
で、両チーム同点のまま迎えたロスタイム。
長男チームの選手がパパチームの選手からボールを奪い、パス。
この時、次男から左サイドを攻めろ的な指示。
中央の選手へパスがつながり、ボールを受けた選手がドリブルで突破してパパチームを翻弄。
そこに、左サイドからゴールに走りこんできた選手にパスがわたり、華麗にシュート!!
ゴーオオオオオル!!
「うおーぅ!シィィット!」
点を入れられた旦那がでっかい声で叫んでました。
…犯人は、
お前かー!!
こっちにもお説教。
そういう言葉は映画の中で出てきて、主人公が使っていてかっこよく思えるかもしれないけれど、決して使っていい言葉ではないんだよ。
ジェスチャーも気を付けないと、外国からきた人に見られたら誤解されたり怒らせてしまうことになるよ、と。
まして、あなたは親なんだから、子どもが真似したら困るようなことしちゃいけないでしょ。
子どもの吸収力ってすごいんだからね。
いいことも悪いことも身近なものをまねてどんどん取り込んでしまうんだからね、と。
子どもの教育上、一番気をつけなくちゃいけないやつが意外と身近にいたというお話でした。
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