先日、英語学習に関する講演が、よく利用している公共施設でありました。
前から少し気になっているテーマで、面白そうだったので行ってみました。
熱量が半端ない
講師は、英語教育・英語学習の著書もたくさん出されている先生です。
長年の活動を通してたくさんの方たちを指導したり、相談に乗ったりという経験が豊富な方。
話し方がものすごくエネルギッシュで、けっこうなお年でいらっしゃるのですが、受講者の椅子の周りを軽やかに歩き回り、一人ひとりに質問されていきます。
もともと英語教師を長くされていたようで、講演会を聴きに来たはずの大人たちが、いつの間にやら英語の発音を特訓させられてたり。
聴き手も真面目な方が多かったのですが、先生もノセるのがお上手。
お話の内容もとても楽しいものでした。
日本人が英語が話せないのは
英語がいつまでたっても話せるようにならない日本の学校教育のあり方を批判したり、なかなか文部科学省とは相容れない主張をされていらっしゃいますが、その先生の提唱されている英語学習法、試してみたいと思わせるほどのエネルギーでした。
そうそう。
面白かったエピソードに、こんなのがありました。
Lemonade(レモネード)というレモン味の飲み物の話。
時は江戸時代。
日本にこの言葉が入ってきたとき、ちょんまげの日本人が、外国人が発音するのを一生懸命耳で聞きとって、なんとかカタカナに置き換えた言葉があります。
それはなんでしょう?
答えはラムネ。だそうです。
知らなかったー。
でも、言われてみるとこっちの方が本来の発音に近いかも。
「レモネード」と文字から起こした読み方よりも、耳で素直に聞いた「ラムネ」の方が、よっぽど欧米人には通じそうな気がします。
英語教育のお悩み相談
わが家は子どもたちの英語について、今現在はそこまで熱を入れてやっているとは言えません。
子どもたちが小さいころは、「バイリンガル育児」とかの本を読んで、英語で話しかけてみたり、頑張ってみたこともありましたが、今はもうすっかり…。
というのも、いつからか英語で話しかけると
「ママ、やめて。日本語でしゃべって」
と怒って言うようになったから。
そんな子どもたちの声を無視して英語で話し続ける強い教育ママ志向が私にはありませんでした。
保育園時代も英語の絵本の読み聞かせもあまり興味を示そうとしないし、
英語のアニメを見せてもすぐ日本語に切り替えたがるし。
「ああ、うちの子たちは興味がないのね…」
とがっかりしてからは、なんだか私の方もモチベーションが萎えてしまって。
せっかくの機会なので、講演後、先生のもとにかけよって相談してみました。
「うちの子たち、かくかくしかじかで…。
上の子なんか反抗期に片足突っ込んでるので、さらに難しくなってまして…。」
するとにっこりして、先生はこうおっしゃいました。
〇〇しちゃダメ、絶対
「いいのいいの。
無理してやらせなくてもいい。
まずはお母さんが楽しんで英語の本を読んだり、海外ドラマを字幕なしで楽しんだりすればいいの。
その姿勢を見せるだけでいいの。
嫌がるのを無理に誘わなくてもいい。
向こうが興味を示したら一緒にすればいいけど、興味が湧くまでほっとくの。
ちょっと興味を示してきて、すぐに飽きてどっか行っても追いかけちゃダメ。
その子に合ったタイミングで時がきたら勝手にやるようになるから。」
言われてみれば私の場合も、幼稚園から英会話教室には通っていたものの、ちゃんと熱を入れて勉強し始めたのは中学あたりから。
別に親にやらされたからではなく、
このイケメンが歌詞やインタビューで何を喋っているのか知りたいと、心の底から思ったから。
ふぅ…見てるだけで妊娠しそう。
そうか、そうだよな。
無理強いはよくないよな。
待つしかないんだな。
先生は最後に、私の腕をしっかりつかんで、目をまっすぐ見て、
「お母さん、絶対に、焦っちゃダメ」
とおっしゃいました。
なんていうんでしょう。
何人ものバイリンガルを輩出した方法論を確立させ、生涯を英語教育に捧げてきた先生のド迫力というのでしょうか。
気圧されまして。
「分かりました、先生!」と。
先生も長年の経験の中で、子どもにプレッシャーをかけすぎてうまくいかなくなった親子をたくさん見てきたのだそうです。
だからこその、「焦るな」との言葉。
その先生の本、何冊か読んだことがあったのですが、やはり自分に向けられた生の言葉は、印刷されたフォントにはかないませんね。
肩の力が抜けるとともに、じーんと心に沁みました。
焦らず、急がず、ゆっくりとやっていきます。
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