いつのころからか、気づかないうちに徐々に徐々に蓄積されていった二の腕のお肉。
もうボンレスハムか私の腕かっていうぐらい、ボリューミー。
いつからこうなったんだっけ?
思い返せば1人目を生んだとき(まだ20代)。
母乳で育てていたこともあり、産後、私の体重はぐんぐん落ちて、妊娠前よりマイナス4キロを授乳中はずーっとキープできました。
体のほかの部分は細いのに、食糧タンクと化した胸だけはある、という私の人生の中では、貴重な貴重な峰不二子時代の約1年。
スリムなパンツが面白いほどよく入るという、後にも先にもない経験をさせてもらったなー。
調子に乗って買いまくったスキニーパンツは、もうとうに履けなくなって捨てちゃいましたけどね。
2人目を30代前半で産んだあとも完全母乳でしたが、思ったほど体重は落ちず。
でもまぁ、なんとか妊娠前と同じぐらいには戻りましたね。
これ、もし3人目産んだらさ、たぶん戻らないよね。
戻す自信ないわ。
結果にコミットしすぎた二の腕
2人とも、小さい時には抱っこ抱っこで。
1人目のときは、ちょっとぐずっただけ(泣く前段階)でも「おー、よしよし」と持ち上げていたので、見事両腕とも腱鞘炎になりましたしね。
2人目はいまだに、5歳なのに、年長児クラスで一番でかいのに、23キロ超えてるのに、家の階段を上るときに「抱っこ」と言ってきますしね。
よーいドンの構えをこちらがすると、気分がのってくれる時は「階段どっちが早く登れるか競争」に無理やり持ち込めるのですが、機嫌の悪い時はやっぱり抱っこ。
負荷がかかると筋肉って繊維が太くなるらしいんですが、子どもの体重増加という、緩やかな負荷の増大によって、ほんとに気づかないうちに少しずつ、でも確実に、腕に筋肉がついていくのでしょうね。
とはいってもわが家の場合は、抱っこのピークは過ぎてます。
一度筋肉が太くなった二の腕が、あまり使わなくなったことで、代わりに脂肪がつくようになったということなんでしょうか。
年齢重ねて新陳代謝もよくないもんだから、落ちないんですよね、この脂肪が。
しかしながらですよ。
季節も夏に向かっていくわけで、暖かくなってきましたのでね。
出していくわけじゃないですか、そんな二の腕でも。
数年前からですかね、鏡に映った半そで姿の自分がなんか許せない。
それに拍車をかけるように、ちょっと隙を見せたら旦那がつまんでくるんですよ、私の二の腕のお肉を。
「これ、やばくない?」とか言ってくれればいいものを、無言でつまんで、にやっと笑ってどっか行っちゃう。
なんか言えー!
文句があるならバッチコーイ!
母の二の腕が果たす役割
先日、小5の息子が新しい習い事の体験に行った時のこと。
初対面の人(先生)に会うと若干、いや、かなり緊張するようで。
「楽しそうだからあなたが始めたいって言い出したんでしょ」と突っ込みたくなるほど、ずーっと顔が無表情。
教室に入るまでも、入ってからもガッチガチになっていました。
そんな不安を感じている時、触ってくるんです。
隣にいる私の二の腕を。
本人は無意識らしいし、無駄に恥ずかしがらせてもかわいそうなので指摘はしませんが。
こないだ家の近くの交差点でみかけた、お母さんと小学3,4年ぐらいの女の子もそうです。
女の子が少し甘えたいモードだったらしく、お母さんの二の腕の肉をがっちりつかんでいました。
見ていてもう、お母さんそれ痛くないの?と思うほどがっちりと。
きっと好きなんですよね、子どもって。
こういうふわふわ、ぷにぷにした感触が。
赤ちゃん時代にお母さんの胸に抱かれていた感覚をどこかでおぼえているのかな。
それで不安を感じたとき、甘えたい気持ちのとき、二の腕のぷよぷよに触れて、癒されて、安心して、元気を取り戻していくのかな。
そう思うと、この二の腕のお肉も、捨てたもんじゃないなって思うわけ。
もしかしたら旦那もね、無言でつまんでくるのは癒されたいからなのかもしれないなって。
そう、だからね
あいだみつをが「にんげんだもの」というのなら、
「二の腕が揺れたっていいじゃないか 母ちゃんだもの」をひそかに座右の銘にしてね、
このたるみに誇りを持って生きていこうと母ちゃんは思ってる。
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