卒業式シーズンですね。
今年はコロナウィルス対策で式が縮小されてしまうので、少し寂しい気がします。
それでも学校の先生方が一生懸命考えてくれた方法で、実施されるだけでもありがたい。
子どもの人生にとっての、大きな節目ですからね。
卒業文集
小6の長男も、少し前に学校で卒業文集の原稿を書いたと言います。
何を書いたのか、本人は恥ずかしがって言おうとしません。
こないだまでおむつをしていた赤ちゃんが、成長して、小学校の課程を修了し、自分の言葉で言いたいことを文字にして表す。
今から、配られるのを楽しみにしています。
そういえば、と思ってガサゴソしてみたら、家から私の小6の時の卒業文集が出てきました。
将来の夢を語る作文のパートと、お楽しみページみたいなパートに分かれていて、なかなか面白く読めました。
お楽しみページには、「クラスの○○ランキング」なんかがあって。
私は「絵がうまい人ランキング」の第1位でした。
私の中では、こちらでも書いたMくんに絵の才能は完敗だったんで、複雑ですけどね。
他にも「給食を食べるのが早い人ランキング」とか「リコーダーを吹くのがうまい人ランキング」とか。
小学生ならではの格付けが、なんとも微笑ましい。
みんなのプロフィール
その文集の最後のページには「みんなのプロフィール」と題して、生年月日や血液型や星座や趣味や特技などの、なかなかな個人情報が網羅されていました。
それから最後に「好きな異性のタイプ」が記載されていて。
そういえば、好きな子のプロフィールは、当時穴のあくほど見てたなぁ…と思い出しました。
女子に大人気だった、スポーツ万能のTくん。
私も少しの期間、好きだったことがあります(小学生って気が多いよね)。
Tくんの書いた「好きな異性のタイプ」を久々に見て、
「うわぁ…」
と思いました。
そこに書いてあったのは、
「家事ができる人」
当時の私は「うわぁ…」とまでは思わなかったものの
言語化できない、なんともモヤっとした違和感を一瞬感じたのを、今になって思い出しました。
好きな人の言葉とはいえ、
「Tくんの理想の女の子になれるよう、お料理やお掃除がんばるゾ!うふふ」
とは思えず。
もしかしたら小学生だから、周りの大人のいうことに影響されただけかもしれないけれど。
彼も、大人になる過程でいろいろ学んで、今ごろは自身が家庭的になってる可能性もあるかもしれないけれど。
やっぱり、家のことや身の回りの世話などを、女子に求める優先順位の1位に持ってくる感覚は、小学生の私もちょっと引いてしまった。
彼にはのちに、同窓会で会って、さらにガッカリすることになるので、私の勘は間違ってなかったと思う。
淡い恋が実らなくてよかったな、私。
今でこそ、「家事ができる人がいい」なんてことを書いたら失笑ものですが、当時はそこまで世間の意識も高くなかったかと思います。
そもそも卒業文集に、クラス内のランキングとか、異性のタイプを載せるなんてことも、もうすでにしていないかもしれませんね。
さあ、あれから30年近くの年月が経ちました。
今時の小学生は、何を考えて、どんなことを書いているのかな。
お楽しみページには、どんな企画が載っているのかな。
私たちの世代との比較研究が、自宅でできそうです。
今から、桜が咲くのと、卒業文集を読むのが楽しみです。
↓私たちの時代とは、違って当然だよね
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