夏休みももう終わりますね。
この、永遠に続くかと思われた、戦いの時を共に切り抜けてきたお母さんたち、お疲れ様でした。
夏休みは戦いだ
何と戦うかって、お弁当作りや自由研究や読書感想文などもなかなか手ごわい敵ですが、
それよりも何よりも最強のボスキャラは、ゲーム、タブレット、TVですよ。
一度やり始めたら子どもたちはもう虜です。
まだ保育園児や学童に通っている低学年の間は、いいんです。
基本的に家にいる時間の多くは、親の目が行き届く時間帯ですし、親が繰り返し注意することでルールを守らせることができますから。
そのコントロールができなくなる、小学校の高学年からが、放っておくととんでもないことになります。
アメリカ人の子も同じ
アメリカのテレビabcが行った実験の話を聞いて、「どこの国の子も同じだな」と思いました。
4人の子どものいる家庭で、こんな実験をしたそうです。
ある週末の48時間、子どもたちがゲームやタブレットを使用する時間(スクリーンタイム)に制限を設けないとどうなるか。
結果は恐ろしいものでした。
TVゲームをしながら、同時にタブレットも操作するという、すごい使い方をする子も。
(うちの長男もたまにやってて注意されています)
複数デバイスの延べ時間で計算すると、実験を実施した48時間のうち、スクリーンタイムが一番少なかった子で16時間、一番多かった子でなんと46時間!
寝る時間の制限も設けていないため、夜遅くまでゲームをしたり、YouTubeを見てしまい、睡眠時間は6時間ほどに。
子どもたちは自らスクリーンタイムを規制することは難しく、実験終了時にはデバイスを取り上げられて怒り出す始末。
わが家でもし同じ実験をしたら、同じような結果になることは目に見えています。
やめられないのは、もはや中毒
先ほどの実験は48時間でしたが、子どもたちがもっと時間を与えられたら、そのうち飽きてくるのか?ということで。
別の実験では1週間の期間中のスクリーンタイムを記録したそうです。
すると、はじめは8時間とか12時間もやっていた男の子たちが、1日平均5時間程度に落ち着いたとのこと。
それでも十分、長いですよね。
米国小児科学会は5歳~18歳までの子どもには1日1時間の上限を推奨しているそうです。
日本でもアメリカでも、親としては1日1時間~2時間未満という制限をしているご家庭が多いのではないでしょうか。
それでも、1日5〜7時間になってしまうのは、頭では1日1時間程度が健康的だと本人も、親から言われてわかっているのに、夢中になってしまってやめられないから。
健康的でないとわかっててもやめられないのは、アルコールやニコチンの依存症と同じです。
悪いのは子どもじゃない
昭和の話をしますね。
ファミコンが登場したのが私が幼稚園児ぐらいの時でした。
その時も1日1時間にしようね、と言われていました。
母親も家にいて時間が来たらやめるように注意できました。
テレビは一家に1台しかないため、父親が帰宅したらもちろんできなくなります。
テレビ番組も気楽に録画なんかできなかったので、リアルタイムでアニメ放送が終われば、あとは絵本を読むとか、塗り絵をするぐらいしか遊びがありません。
一方の現代っ子たち。
複数台あるテレビにゲーム機、タブレットに囲まれ、見たい番組は撮りためて繰り返し視聴可能。
さらにApple TVやHuluなどの配信サービスで、アニメやヒーローものも過去にさかのぼってエンドレスに見れてしまいます。
おまけに夏休みになれば、共働きでうるさく言う親もいない。
いやー、今の時代に生まれてたら、私だって何時間でも見続けてしまっていただろうなと。
こんなに何でもある環境にしてしまったのは、親の責任でもありますからね…。
子どものスクリーンタイムを制限するのは、親にとって絶え間ない戦いだと心得るしかありません。
この夏休み、わが家も相当もめました。
子どもを長時間虜にしてしまうデジタルデバイスと悪戦苦闘した、わが家の話はまた次回書こうと思います。
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