先日、大学の友だち(同い年)がめでたく第1子を妊娠したとのことで、お祝いに同級生が彼女のおうちに集まりました。
私も含め招かれた4人の同級生は、子どもの年齢にばらつきはあれど、みんなワーママ。
お茶とケーキをいただきながら話していたのですが、当然のように、保育園入るの大変だよねーという話に。
妊娠した本人も、これから産休に入るところで、育休をとって復帰予定です。
しかし、あまり保育園について調べていないらしく、「えー、保活ってしなきゃいけないの?指数ってなに?」みたいな危機感のなさ。
周りの同級生ワーママたちはこぞって「そんな甘ったれた態度で入園できるかー!」と喝を入れ、厳しくも愛のある「保活指南」トークになりました。
そこで出てきた先輩ワーママから新米ワーママへのアドバイスをまとめます。
まずはとにかく情報収集
認可保育園希望なら、まずは役所の保育課で情報収集するべし
過去の入園状況を確認する。
入園案内は10月ごろに新年度のものが出るが、昨年度のものしかなくても、参考までにもらってくること。
漠然としたことを聞いても漠然とした答えしか返ってこない。
役所の人に園の様子を聞いたってわかるわけがない。
役所で聞くべきは、入園できる指数に足りているかどうかという点。
公開されている範囲で自分の場合の指数を試算しておいて、その算出方法で正しいかを確認する。
家から通えそうな範囲の保育園はあらかじめピックアップしておき、その園に入るには、過去の事例から見てどれぐらいの指数が必要か、を聞き出すこと。
新規園のオープンがないか確認するべし
全ての年齢クラスで定員のフル募集がある新規開園はもっとも入所しやすい狙い目。
最新の新規開園情報を得られるのも役所が一番早い。
4月開所予定といわれていた園が諸々の事情で年度途中にずれ込むケースもあり、育休期間を調整したら次の4月まで待たずに入れた、という人もいる。
指数に加算がつく場合をくまなく知るべし
数年前までは「認可外などに預けてすでに働いている人」のほうが保育の必要性が高いと判断されて加点がついたが、最近は育休をとっている人のほうが高くなる算出の仕方をする自治体もあるらしい。
制度は変わる可能性があるので、ちょっと古いママ友などの情報を鵜呑みにせず、役所で最新の情報にアップデートすること。
また、指数の表や加点が付くか付かないかの判断基準は表現がわかりにくいので、自分が該当するのかどうかわからない場合は担当者に確認することも忘れない。
保育園の普段の様子を知るチャンスを逃すべからず
子育てひろばなど、地域の子育て世代に園庭や保育ルームを開放している園であれば、育休中から何度も通って先生や園の子どもたちの雰囲気を見るようにする。
夏祭りなどのイベントを地域住民にも開放している園もあるので、積極的に訪れる。
園庭がないところでは晴れていれば近所の公園にお散歩に行くので、10時から11時ごろに自分も散歩のふりして子どもを連れて行って、遊んでいる園児やそれを見守る先生の様子を観察する。
百聞は一見にしかず、見学する
妊娠中から行けるなら見学するべし
子どもが活発に動き出すようになると、落ち着いて先生の説明を聞くのが難しい。
妊娠中や生まれて間もなくの寝てる時間が長い時期に行くほうが楽かも。
一応の備えとして子どもの気を紛らわせるおもちゃや、赤ちゃんせんべいなどを持っていくのを忘れずに。
家族の協力が得られるなら、子どもは任せてお母さんだけ見学というのもあり。
見るポイントを絞るべし
一日の保育の流れや、自由遊びの時間帯ではどんな風に過ごしているか、先生はそういうときどうかかわっているかなどを聞く。
特に力を入れている活動(園によっては、英語とか食育とかに時間を多めに割いていたりする)が自分の育てたい方針と合っているか確認する。
話を聞くだけではなく、園内の掲示物、展示されている給食、飾られている園児の制作した作品などもチェック。
特に園内が雑然としていないか、細かいところの掃除が行き届いているかは、人手が足りているかの目安にもなる。
見学時期はピークを避けるべし
10月ごろから来年度の募集要項が配られ始めると一気に見学希望者が増える。
そのころになると見学予約もキャンセル待ちだったり、合同での説明会になったりして、1対1で話をしてもらえない場合がある。
特に10月は運動会やハロウィンなどイベントが立て込んでいる園が多い。
できるだけ、それより前のすいているシーズン初夏~秋口がおすすめ。
満を持して申請する
早めの書類準備にとりかかるべし
書類の不備があると出し直しになる可能性もあるので、準備は余裕をもって行う。
職場の就労証明書も、会社によっては時間がかかる場合もある。
また、転居予定などの事情があって自分の住んでいる自治体以外に申請する場合はそろえる書類が違ったりするので、ぎりぎりになって慌てないように計画的に準備する。
通える範囲の園になるべく多く希望を出すべし
入れなかったら意味がないので希望の園は多い方がよい。
ただし、送迎は毎日のことなので、無理のない範囲にすること。
親が通える範囲でも小学校の学区外の保育園の場合、同じ小学校に進学する友だちが一人もいない場合もある。
卒園後に同じ小学校に行く友だちが多い方が安心という場合は、小学校区にも気を配る。
「総合的な判断」のために手を抜くべからず
入園が必要な理由を書く場合には詳細に自分の事情を書く。
どうしてもここに住み続けて子育てをしたいこと、育休がもう延長できないので入れなかったら本当に困ること、住宅ローンがまだこんなに残っているので、共働きをしないと生活ができないこと、親が老親の介護で頼れないこと、などなど。
欄が足りない場合は「別紙のとおり」として、ほかの紙に書き上げる。
これ自体の効果のほどは不明だが、審査するのも人間。
もし入園希望者が同じ指数で並んだときには「総合的に判断する」ことになっているので、何も書いていないよりは事情をつらつらと書いた人のほうが優先されそう(な気がする)。
これから保活するママへ
いろいろ先輩ワーママから脅されて、入れ知恵されて、保活って大変そうと気おくれしてしまうかもしれません。
私の同級生もこのままじゃマズイかも、と危機感を感じたらしく、ちょっとテンション下がっていました。
住んでいる地域によって、待機児童数や保育所の開設状況、競争倍率などは様々だと思います。
激戦区だったとしても、早めに余裕をもって取りかかったり、認可外や保育ママなど他の預け先も調べておくことで少しは気が楽になるかもしれません。
保育園のことで心配しすぎて育休中の子どもとの時間が楽しめないのも困ります。
あまり気を張りすぎず、できることをやったら、あとは開き直って結果を待つしかないというつもりでがんばってほしいです。
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